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【タイ】高速道路上で下車させられた外国人観光客
2015年3月23日、あるタイ人がFacebookに投稿した写真がニュースとして話題になっている。タクシーが空港から乗せて来た外国人観光客の家族を高速道路上で降車させたというものだ。
【その他の写真:タイのタクシーは、一握りの悪徳運転手のために総じて評判が悪い。もはや国として根本的な対策が必要なのだが、歴代政府は一時的な対処しか行っていない。】
この事件は3月16日に投稿され、大きく取り上げられたのは3月20日になってから。タイの新聞サイトやテレビニュースでも報じられるようになった。
この外国人一家は、スワンナプーム空港でタクシーに乗った。ラマ9世通りへ行く予定だったものの、運転手が出口を間違えてしまったため、必要の無い料金所を通過する事になった。運転手は当然のように高速代を請求したが、この一家は支払いを拒否。すると運転手はそこで降りるように命じたという。
一家は幸いにもパトロール中だった高速公団と高速警察によって、すぐに保護された。
投稿者も、このタクシーの行為に大いに立腹している様子で、「ヒヤ・タクシー」と直訳すると「大トカゲ」を意味する最大限の侮蔑の言葉を並べていた。
フェイスブックでも4000件近くシェアされ、それぞれに「国の恥さらしだ」「こういうのがいる限りタイは永遠に途上国のまま」といった意見が並ぶとともに、「政府はもっと運転手の育成から取り組むべき」といった政府への意見から「観光客に対して、心から謝りたい。これがタイの全てと思わないで欲しい」と代わりに謝罪するコメントも少なくなかった。
警察では現在、該当の運転手を捜している。また道路公団は「このような事例はこれまで見た事が無い」とコメントを寄せた。
最後の「これまで見た事が無い」というコメントについては、記者の知人がモーターウェイ上で下車させられた経験をしているので、首都高速に限った話しだと思われる。
【翻訳/編集:そむちゃい吉田】