スマホ不振の韓国サムスン、社員の給与凍結＝「次は人員削減かな」「アップルの独り勝ち」―中韓ネット

　2015年2月28日、韓国・聯合ニュースによると、韓国のサムスン電子が26日、従業員の給与水準を凍結すると発表した。米国のアップルや中国の小米（シャオミ）との競争が激化するスマートフォン事業での不振が影響したというのが大方の見方で、韓国や中国のネットユーザーは「次は人員削減かな？」「アップルの独り勝ちだな」などと反応している。
　
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　サムスンは金融危機が起きた09年以降、毎年給与を引き上げており、凍結は6年ぶり。同社の労使協議会によると、グローバル企業との競争激化や後発企業の躍進など、「楽観視できない」経営状況の下で会社の競争力を高めるためで、業績給やボーナスは凍結の範囲に含まれないという。
　
　このニュースに韓国のネットユーザーからは
　「業績悪化は社員のせいなの？上層部のせいでしょ…」
　「この10年で得た金はどこに使った？昨年の業績が悪かっただけで、すぐに社員の給与を凍結させるなんてひどい。次は人員削減かな？血も涙もない会社だ」
　「サムスンが給与凍結なら、ほかの会社は給与を削減するだろう」
　「社員の給料は上げずに、製品の価格は上げるんだろうな。どれだけもうけたいんだ？」
　「優秀な社員たちはみんな会社を辞めるんじゃない？サムスンの時代はもう終わりだ」
　「サムスンに労使協議会なんてあったの？それが一番の驚き！」
　など、凍結に批判的なの書き込みが集まった。
　
　それでも韓国の人気企業サムスンへの憧れは強いようで
　「10年間凍結でいいから、サムスンに入社したい」
　との声も。
　
　一方、中国のネットユーザーは
　「サムスン製品は、サービス水準が最悪で品質も悪い。デザインはまあまあだが、価格水準はべらぼうに高い」
　「サムスンは終焉が近い」
　「iPhone6にサムスンは玉砕。今年はアップルの独り勝ちだな」
　「人材を奪い合う現状で従業員への投資をケチったら競争力を失う」
　「中国メーカーにも追いつかれたサムスンはますます多くの難題に直面する」
　「凍結は長期的になりそう」
　「サムスンの現状から見れば、リストラしないだけマシだろう」
　など、さまざまなコメントを寄せた。（編集/KU）