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中国人作家「日本や韓国の伝統文化保護に敬服」・・・中国ネット民「わが国は文革で伝統文化を捨てた」、「文化のない政府に『文化保護』は無理」=中国版ツイッター
中国メディア・環球時報は5日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、作家の馮驥才氏が「私は日本や韓国が自身の伝統文化を大切にしていることに敬服する」と語ったことを紹介するツイートを掲載したところ、多くの微博ユーザーが注目した。
ツイートによると、馮氏は4日午後に「私は日本や韓国が自身の伝統文化を大切にしていることに敬服する。翻って、われわれの文化戦略はどうだ。政府の文化への態度はどうだ。端午節が他人に遺産申請されても驚いてはいけない。相手は1970年代から準備してきたのだから」とコメント。さらに、政府に対して「国民に文化を創造させるようなプラットフォームづくり」を求めた。
このツイートに対して、微博ユーザーからは「そのとおり」、「この面では、中国は本当に謙虚に日韓から学ばなければならない」、「他人の長所を知って、初めて自分の短所が克服できる」、「中国はもっと真剣に伝統文化を保護しなければ。政府が努力するほかに、われわれ国民の意識をさらに高めるべきだ」、「毎日遺産申請遺産申請って、一体何の意味があるのか?」といったコメントが寄せられた。
また、一部ユーザーによる批判の矛先は政府や官僚に向き、厳しい言葉が浴びせられた。「私は中国の強制取り壊し戦略に敬服する」、「われわれの官僚文化も非常に凄いぞ」、「文化のない政府に文化を保護させるのか?」などのコメントに加え、「中国に伝統文化がないというのであれば、まず責任の所在を探さねば。誰が文化の天命を革(あらた)めたのか?」、「新中国建国から文革まで、われわれは伝統文化を捨ててきた。短い時間で再発展させようとしても、日韓とは比べものにはならない」といった、文化大革命に言及する意見も出た。
伝統文化の再認識、保護が声高に叫ばれ始めた昨今の中国国内について、「相手が準備をしていた」1970年代に国内の伝統文化を否定して破壊してきた当事者たち、破壊行為に対して必死で抵抗した人たちはそれぞれどういう思いで見つめているのだろうか。そして「文革を知らない世代」たちは、上の世代による伝統文化破壊行為についてどう考えているのか。
日本や韓国の文化保護に敬服することは構わないが、その姿勢を単に真似したとしてもおそらく無意味だ。自らが「中国の文化とは何なのか」というテーマについて真剣に向き合ったうえで、中国ならではの文化戦略を考えなければならない。…