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女性活動家5人全員釈放=国際社会も要求、逮捕せず-中国
中国公安当局に拘束され、14日未明までに釈放された女性活動家5人の写真(中国版LINE「微信」より)
【北京時事】中国でセクハラ防止や女性の権利向上を訴えようとし、3月上旬に相次ぎ公安当局に拘束され、「騒動挑発」容疑で刑事拘留処分となった女性活動家5人全員が14日未明までに釈放された。担当する弁護人が明らかにした。国際社会も含めた早期釈放要求の高まりが、釈放につながったとの見方も出ている。
ただ人権派弁護士らによると、5人は不起訴処分になる正式な釈放ではなく、「取保候審」と呼ばれる条件付きの釈放。公安当局は、今後1年間にわたり監視を続け、5人の活動も制限される。支援者は5人について「罪名は成立しない」として「容疑者」扱いしないよう強く要求している。
釈放されたのは韋※(※=女ヘンに亭)※さん、王曼さん、鄭楚然さん、李※※さん、武◆(◆=山ヘンに榮)さんで、20代半ばから30代前半。5人は3月8日の国際女性デーに合わせ、痴漢など女性へのセクハラ行為を防止するスローガンを掲げようと計画したが、同月6~7日に北京、杭州(浙江省)、広州(広東省)で相次ぎ拘束された。
公安当局は、女性活動家が3年前に、男性に比べて少ない女性トイレの増設を目指して「男子トイレ占拠」のパフォーマンスを展開した活動なども取り上げ、「公共秩序を乱した容疑」に切り替え、正式な逮捕を請求した。これに対して検察当局は逮捕決定期限の13日、逮捕を許可しなかったとみられる。
一方で、内外の釈放要求も強まり、米大統領選に出馬表明したクリントン前国務長官は4月6日、「許せないことだ」と批判。ケリー国務長官も同10日、「誰もがセクハラや世界中の女性への不当行為に反対する権利があり、これに対する努力を強く支持する」として即時釈放を求めた。