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平昌冬季五輪、フィギュアの選手は5時起き?米視聴者に配慮・・韓国ネット「平昌五輪は米国でやってもらおう」「日本も悔しいと思う」
KBSは11日、韓国の平昌で2018平昌冬季五輪の世界放送事業者向け概要説明会(World Broadcasting Briefing)で各競技の日程表が配られ、フィギュアの競技開始時間が問題になっていると報じた。
記事によると、フィギュアの全種目の競技開始時間は午前10時に設定されている。この時間帯では集客が難しく、選手のコンディション調整も容易ではないという。フィギュアは、試合前にドレス・リハーサルを実施しており、午前10時開始の試合の場合、“5時起き”の選手もいるだろうとしている。フィギュアの審判からも戸惑いの声が聞こえたと伝えた。
記事は、午前10時開始の理由を、北米の視聴者への配慮だと指摘。韓国の午前10時は、米国の午後9時でゴールデンタイムと重なる。米国のNBCは4つの五輪大会に4兆5000億ウォンも投資しており、IOCはNBCの影響力を無視できない状況だという。また、北米にはグレイシー・ゴールド選手のように有望で人気の高い選手が多いため、NBCは広告収入を得られやすいゴールデンタイムの生放送を望んでいると分析した。
五輪日程は五輪国際放送機構(OBS)と各種目の国際連盟や組織委員会、IOCなどの協議で決定するが、五輪収益の8割を中継放送に頼っている以上、テレビ局の影響力は大きいと指摘。五輪国際放送機構は「キム・ヨナの引退で韓国にメダルの可能性は低い」とし、フィギュアを譲り、ショートトラックをゴールデンタイムに編成するよう促したという。実際、ショートトラックは午後7時開始で編成されている。
記事は、1998長野冬季五輪では、女子フィギュアは夕方に始まった事実を伝え、フィギュアは冬季五輪の“花形競技”で、チケット収入はもちろん、様々な話題を呼ぶことに効果的な種目だからだったと指摘。今回の日程には、韓国のテレビ局よりも日本のテレビ局の方が緊迫した空気に包まれたという。日本にはフィギュアファンが多く、有望な選手も引き続き出てきている。また日本も国際五輪委員会に多くの中継費用を支払っている国の一つである。フィギュアが午前10時開始の場合、日本の視聴率の打撃も大きく、NHKは韓国のテレビ局にフィギュアの開始時間を夕方に変更するよう、五輪国際放送機構に話してみようと提案してきたという。
記事は、五輪日程は開幕1年前まで変更可能だが、五輪国際放送機構とNBCの強硬な態度をみる限り、変更は容易ではないとしている。…