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韓国、ギネス狙って43トンの鉄鍋つくるも登録失敗、5億ウォンがパーに―韓国メディア
2015年3月26日、韓国メディアによると、韓国で43トンの鉄鍋を制作してギネス世界記録に登録しようとしたものの失敗し、5億ウォン(約5500万円)が水の泡となった。中国網が伝えた。
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鉄鍋は韓国忠清北道槐山郡が2005年7月から5億ウォンを投じて制作した。当初、ギネス記録に登録して観光客誘致に役立てることと、同じ釜の飯を食べることで市民の融和をPRするという2つの趣旨だった。しかし、豪州でさらに大きな鍋が作られていたためにギネスへの登録は失敗。また、鍋が大き過ぎたために米も炊けなかった。
鍋はトウモロコシをゆでるのに数回使用されただけで、わざわざ見に来る観光客もいないという。同郡の元議員は「数人の議員は始めから反対だった。ギネスに登録できると聞いたから決まった」と話す。当初は盛り上がっていた市民も、次第に「予算の無駄」との声が高まっていったという。
このほかにも、全羅北道鎮安郡は2005年に40億ウォン(約4億4000万円)を投じて竜潭湖の水面に東洋で最も高く吹き上げる噴水を設置したが、干ばつで水面が少しでも下がると水を吹き上げることができなくなる上、毎年2億ウォン(約2200万円)の電気代がかかるため翌年から稼働を中止。今年に入って噴水のモーターとくず鉄が7億ウォン(約7700万円)で売りに出されたが、買い手がつかない状態だ。
ギネス登録に挑戦した自治体が詐欺に遭ったこともある。蔚州郡は2010年9月に高さ2.3メートル、周囲5.2メートル、重さ0.7トンの世界最大の壷をつくった。 総費用1億2000万ウォン(約1300万円)のうち、制作費は2500万ウォン(約270万円)で、残りのうちの約9000万ウォン(約1000万円)はギネス登録代行会社の代表を名乗る人物に渡した。しかし、実際はギネスへの登録は誰でも無料で申請することができる。会社代表を名乗る人物はその後、逮捕された。(翻訳・編集/北田)