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新たな「道都の顔」に秋元さん
札幌市元副市長の秋元克広さん(59)は、上田文雄市長の引退を受けた市長選を制し、12年ぶりの新たな「道都の顔」となった。民主党や維新の党、新党大地などから幅広い支援を得て、上田市長からも事実上の後継指名を受けたことが相まって、新人5人による選挙戦を優位に展開した。事実上の一騎打ちと目された、自民党推薦の元総務省自治大学校研究部長の本間奈々さん(45)の追撃を許さなかった。
12日午後8時10分過ぎ、秋元さんは札幌市中央区の事務所に姿を現した。支援者が拍手で出迎える中、秋元さんは笑顔をみせた。
選挙戦で連日、秋元さんの応援演説をこなした上田市長も祝福の輪に加わって、がっちり握手をして勝利の喜びを分かち合った。万歳の声が起こると満面に笑みを浮かべ、両手を高く突き上げた秋元さん。「市民とともに進めるまちづくりをした上田市政を継承したい。人口減少という経験したことのない時代を迎えるので、健全な財政運営を続け、誰もが安心して住める札幌にしていく」と力強く抱負を語った。
◆本間さん、再挑戦届かず
札幌市中央区のビル内にある本間さんの事務所では、札幌市長選の開票結果が伝わると、重い空気に包まれた。本間さんは「たくさんの方に支えていただいたのに申し訳ない」と支援者に頭を下げた。
本間さんは上田市長との一騎打ちとなった2011年の前回市長選に続く、2回目の挑戦だった。「上田市政からの刷新」を訴え、地下鉄東豊線の延伸や高速道路と市中心部を結ぶ幹線道路の整備といった積極的な投資をテコにした経済活性化策を主張し、支持拡大を図った。
ただ、昨年2月の本間さんの推薦を巡り、橋本聖子参院議員が自民党札幌市支部連合会の会長を辞任するなど自民党内は混乱し、最後まで尾を引いた形となった。本間さんは「市民が望むのは医療・福祉だったが、経済政策だけが目立ってしまった」と述べた。