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パイオニア、「電費」を下げるEV専用ナビゲーションシステム発表
パイオニアは6日、EV車専用のナビゲーションシステム、サイバーナビ「AVIC-ZH09-MEV」を発表した。発売は7月下旬。価格は24万6,759円。
EV車の特性を考慮したルート探索だけでなく、EV車専用のエコドライブアシスト機能も搭載する「AVIC-ZH09-MEV」
AVIC-ZH09-MEVは、市販カーナビとしては世界で初めて、EV車専用に開発された製品。ベースとなっているのは、5月に発売したサイバーナビ「AVIC-ZH09」。最大の特徴となっているのが、ガソリン車で言うところの「燃費」に当たる「電費」を下げるルートを探索する機能の搭載。同社によると、EV車はガソリン車に比べて空気抵抗の影響を受けやすく、さらに、ブレーキ作動時には回生ブレーキによって発電も行われるという違いがあるため、一般的なガソリン車で低燃費になるルートと、EV車で低電費になるルートは、異なってくとのことだ。AVIC-ZH09-MEVでは、同社の開発したEV車用の算出技術により、最も推定電力消費量の少ないルートを検索する。また、周辺施設の検索に、充電施設も加えられている。
EV車専用のエコドライブアシスト機能も搭載。回生ブレーキによって効果的な発電を行っているかどうかを示す「eブレーキ率」をドライバーにフィードバック。回生ブレーキでの発電量を増やす運転をサポートする。また、推定電力費用、現在のドライブと過去のドライブとの電力消費量の比較などをナビ画面内のウインドウに表示する「エコステータス マルチウィンドウ」も搭載されている。
ベースモデルのAVIC-ZH09と同様に、オプションのクルーズスカウターユニット「ND-CS1」(5万2,500円)を追加することで、実際に撮影した映像を利用したナビ「ARスカウターモード」も利用可能だ。