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「スッピンを見せられるか問題」から、結婚や同棲がうまくいく方法を考える
2月に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にて、タレントの鈴木奈々さんの夫が彼女への不満を記した手紙が公開されたのですが、そこには「結婚当初は家にいる時でもメイクをし、かわいい部屋着を着ていたのに、いまではボサボサ頭にノーメイクで部屋着はジャージ」「このままでは女として見れなくなってしまいそうなのでもうちょっと気を遣ってほしい」とありました。スタジオにいた鈴木さんは、その手紙に対して「わかっています。ヤバイなと思いました」と危機感を覚えているようでした。
夫婦や同棲中のカップルにありがちな“パートナーの前でスッピンでいるか否か”問題。あの松岡修造さんの妻で、元テレビ東京アナウンサーの田口恵美子さんは、松岡さんが起きる前にメイクをし、彼が寝た後にメイクを落とすという、夫には絶対スッピンを見せない生活をしているらしいのですが、それを実践、そして継続できる女性はそう多くないと思われます。
しかし、鈴木奈々さんの夫のように、「結婚後に妻が身なりに気を遣わなくなり、女として見られなくなった」と夫側が嘆くケースや、セックスレスの原因として「私がおしゃれすることもなくなって、いつもスッピンでいたせいかも」と考える女性もいます。「彼に幻滅されたくない」との理由で、お泊まりデートでHするときもフルメイクを落とさず過ごす(あるいはこっそり落としてやり直す)という注意深い女性も。そういえば「関白宣言」でも、「いつもきれいでいろ」と歌われていますね。まあ、「できる範囲でかまわないから」とのことですけど……。
ただ、同棲や結婚しているのに自宅でのスッピンが許されないとなると、女性がリラックスできる状況はほとんどなくなりますよね。パートナーからキレイだと思われることに全力を注げる環境や財力がある女性だったり、スッピンでもメイク時と変わらない美しさを持つ女性でもない限り、仕事や家事育児でクタクタになっている状況でメイクも服装もバッチリ! でいられる女性は少ないのではないでしょうか。というか、お風呂に入れば普通、髪も洗いますし化粧も落としてスッピンになりますよね? ずっとメイクをしたままでは、お肌のダメージが大きそうです。
◎誰でもみんなネゴシエーター
結婚や同棲でパートナーと生活をともにすれば、当然、する前よりも相手の「見える部分」が増えます。スッピンしかり、これまで気づかなかった癖や生活習慣しかり。それでも、やはり元々は他人なのですから、互いに気を遣わなければ同じ家での暮らしはできません。
もし、彼氏・夫が、パートナー女性に「家でも俺の前では身なりに気を遣うこと」を求めているとしたら、彼女・妻がそれに応えるのも、共同生活をスムーズに送る上で必要なことでしょう。一方で、彼女・妻が「家ではスッピンやジャージでリラックスできる時間を過ごしたい」という欲求があるなら、彼氏・夫はそれを認めるべきです。単純な折衷案になりますが、たとえば週の半分は身なりに気を遣い、もう半分はスッピンで過ごせば、お互い歩み寄った形になります。そうしたバランスがとれずに、男女どちらかの要求のみに従わなければならない状況に陥ってしまうと、2015年急浮上のキーワード・モラルハラスメントの問題が浮上する可能性もあります。
このことは、スッピン云々ではなく夫婦やカップルに起こる様々ないざこざに当てはめられると思います。誰しも、相手に「こうあってほしい」と期待するものですが、その時に「相手にそうなってもらうために自分は何ができるか」「自分の要望を叶えてもらったのだから、自分はこんなお返しをしよう」と考え、ある意味での交渉材料を提示することで、元は他人同士である夫婦やカップルの生活がうまくいくのではないでしょうか。
(リオネル・メシ子)