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たまに「え?」と思う言動をする彼。長く付き合えるか不安です
発言小町に、「別れを決断するライン」という投稿が寄せられました。
トピ主さんには交際半年ほどの恋人がいますが、お互いに忙しく、休みがなかなか合いません。会えてもほとんど彼の家で過ごすだけで、きちんと出かけたのは半年で2回きりだそうです。さらに、仕事でデートをドタキャンする時の連絡がなかったり、電話口で泣いているトピ主さんに「泣き終わったらまた電話して」と言ったり、彼はたまに「えっ!?」と思うような言動をするとか。トピ主さんはそれがとてもつらく、「長く付き合っていけるだろうか……」と不安を感じています。
■「えっ!?」と思うような言動があったら、すぐ別れるべき?
今回の原稿を書くにあたり、交際相手に「えっ!?」と思うような瞬間や、違和感を覚える瞬間があったかどうか、円満な既婚男女12組に尋ねてみました。すると、半数以上が、「いまの配偶者との関係では、違和感を覚えることは一度もなかった」と回答。「なかったからこそ、今がある気がする」「過去の交際相手には感じたこともあった。その点がやはり最後までつらかった」などの意見が聞かれました。
結婚して、その後も仲良くいられる男女の場合、価値観に大きな食い違いはなく、どこか「大事にしている部分」がぴったりとフィットする感覚がある――そんな傾向はあるのかもしれません。
一方で、「交際中には細かい部分で『えっ!?』と思うような瞬間があった」と答えた既婚男女もいました。ただ、それを気づかないふりで放置したという人はゼロ。「違和感があったときには、その都度、『私はこう思うんだけど、おかしいかな?』『あなたはどう思う?』と伝えていた。それにきちんと向き合ってくれる相手だったので、不安が消えていった」といった意見がありました。
中には、「引っかかる部分がある相手とは、結婚しないほうがいいと思う」とアドバイスしてくれる人もいましたが、「多少疑問に思う点があっても、一緒にやっていこうと決めた相手ならば、話し合うなり、理解を示すなり、お互いに納得できるポイントを見つけて折り合いを付ければうまくやっていけるだろう」といった意見も多く聞かれました。私もこの意見に賛成です。
ということで、今回のケースでは、トピ主さんが何度か違和感を覚えたことよりも、その事実を彼に話さず“放置”していることが、一番の問題ではないかと思います。「好きな相手にこうした話を持ちかけにくい」という気持ちはよくわかりますし、話すタイミングなどは十分考えたほうが良いでしょう。しかしながら、二人の関係をよくするための話し合いから逃げてしまう相手や、恋人が訴えることに少しも関心や譲歩を示してくれない相手なのであれば、結局いつかどこかのタイミングで大きな壁にぶつかり、うまくいかなくなってしまうように思います。
■「~してくれない」という不満は、いっそう相手を遠ざける
また投稿文からは、「仕事で会えないのは仕方ない」「仕事を頑張る彼が好き」と言いつつも、トピ主さんは彼の態度に納得しきれていないことが伝わってきます。具体的には、以下のような点に寂しさや不満を感じているようです。
(1)2カ月も会えないのは耐えられないので、どうしても会いたいと言った日にさえ、彼は会ってくれなかった
(2)自分は「この日は絶対仕事を入れない」と決めて会う日を調整しているのに、彼はそうしてくれない
(3)彼の家で会うばかりではなく、きちんとお出かけもしたい
(4)ドタキャンするなら、せめて仕事が入ったときすぐに彼から連絡が欲しい
カップルは本来、お互いに無理なく「会いたい」と思い合える、自然な会い方や頻度を見出していけるのが理想です。ただ、今の2人には「相当に忙しい」という問題があるようですね。相手の忙しい時期を穏やかに待てると、その後うまくいくカップルは多いですが、もしも彼が今、「人生の正念場」というほどに忙しいのであれば、そもそも特定の相手との関係を築くのは難しい時期なのかもしれません。
その状態で、「○○してくれない」という感情をぶつけられてしまうと、男性の場合、「付き合うのは無理だ」と判断してしまいがちです。彼は優しい人とのことですが、忙しい中でもトピ主さんを思ってしてくれていることに感謝して、もう少し時間ができるタイミングを気長に待ってみるか、それとも「ここまで忙しい相手との交際は無理だ」と判断するか。それは、トピ主さん次第。自分の価値観や将来設計をもとに、考えてみるといいと思います。
■「この人」が特別な存在かどうか
カップル間に生じる問題が解決できるかどうかは、基本的に、「『この相手とやっていこう』という気持ちがお互いにどのくらいあるか」に左右されます。つまり、前提として、「この人は特別な存在だ」「一緒にやっていきたい」などとしっかり思っていれば、乗り越えられる問題も多くなってくるということです。
ということで、彼の側に、「トピ主さんとやっていこう」という思いがきちんとあるのであれば、彼がトピ主さん側に歩み寄れる可能性が大いにあると思います。
例えば、「私はもっと外で会いたいんだけど、あなたはどう思ってる?」と尋ねてみたり、「ドタキャンの時は、わかった時点で連絡してほしい」「こういう言動をされると、そのつもりはなくても、私はひどく寂しいと感じてしまう」など、自分が感じた違和感についてきちんと話したりしてみましょう。そのときは、不平不満をぶつけるのではなく、「穏やかに、2人の関係をよくするために話したい」という姿勢で持ちかけて。本気で交際している男性なら、必ず話を聞いてくれると思います。
逆に言えば、話をまったく聞いてくれない場合、かなり先行きは不安です。投稿では「別れを決断するライン」についても質問されていますが、こうした話に全く応じてくれないと分かったら、そのタイミングが「別れどき」なのかもしれません。
「いや、それでも彼が好きだから、この程度のことはどうにか乗り越えてみたい」というなら、自分にできる努力をしてみて、しばらく様子を見てみましょう。トピ主さんが不満や寂しさを解消する別の方法を見つけ、穏やかな態度に変わっていけば、彼の言動にも変化が出てくる可能性はあると思います。
ただ、そうして努力をしてみても、やはり彼の言動に引っかかることが多いときには、自分自身のために“決断”を。「お互いに喜びや幸せを感じられるパートナーシップはどうすれば得られるのか」についてよく考え、そのために、最良の選択をしてほしいなと思います。
(外山ゆひら)