仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
意識をチェンジ! いつもの日常でも“幸せ”を実感する方法3ステップ
【相談者:20代女性】
私は周りと比べても恵まれている方だと思います。彼との仲もうまくいっているし、仕事もまあまあです。でも、あんまり幸せだと感じられません。友達に話すと、「ぜいたくだ」って言われるんですが、毎日イキイキしている感じもしないし、 幸せという実感が全然わかないのです。
ぜいたくだとはわかっているんですが、どうしたらもっと幸せになれるのでしょうか。
●A. 意識のフォーカスを変えることで、同じ日常でも幸せになれます。
日常の迷宮脱出ガイド、心理分析士の咲坂好宥です。
ご質問は、幸せな状態を幸せだと感じられるようになるにはどうしたらいいか、ということだと勝手に読み替えてもよろしいですか?
……というのも、今のあなたの状態ですと、この先あなたのファンクラブができても庭で油田を掘り当てても(笑)、幸せだと感じられないかもしれないからです。
そこで、ぼくらが幸せをどのようにとらえているのか見て行きながら、どうしたらいいか考えてみましょう。
●幸福度の低い日本人
少し前になりますが、2013年に国連が発表した『世界幸福度報告書』の中で、国別幸福度ランキングが公開されました。
この幸福度とは、富裕度、健康度、人生の選択における自由度、頼れる人の存在、汚職のなさ、人々の寛大さという6つの角度からスコアリングされたものだそうです。
気になるランキングですが、1位デンマーク、2位ノルウェー、3位スイス、4位オランダ、5位スウェーデン、と続き、日本は156か国中43位でした……。
まあ、日頃こんなにさまざまな角度から幸せについて考えませんから(笑)、この順位を見てもピンと来ないかもしれません。でも、日本人の多くが毎日を幸せだと感じることなく生きている可能性があるみたいですよね。
その理由を先程の幸福度の要素でまとめるなら、人生の選択における自由度とそれを許す人々の寛大さが低いからかな、と個人的には感じますが、実際の理由は人それぞれなのでしょう。
いずれにしても、そんな日常を国家レベルで変化させるのはオオゴトです(笑)。昨日と変わらない日常の中で、ぼくらが幸せを実感できる方法はないのでしょうか。
……いや、これがあるんです。
●何に意識をフォーカスするかで人生は変わってくる
心理学者のロバート・エモンズとマイケル・マカラックは、幸せに関する興味深い実験を行いました。
2人は3つのグループに週1回それぞれの課題を出しました。その課題とは、第1グループは感謝することを5つ、第2グループは嫌なことを5つ、第3グループはその週に起きた出来事を5つ、それぞれ書き出すというものでした。
その結果、感謝を書きだしたグループが他のグループに比べて幸福感が強く、将来に対して楽観的で、更には健康状態もよくなったのです。
人間というのは省エネにできていて、必要な情報を優先的に大脳に届けるシステムがあります。たとえば、朝の情報番組で「今日のラッキーカラーは赤」と言われた人は、街の看板から郵便ポストに至るまで、赤いものがよく目に入ってきてニヤけますよね。……ませんか(苦笑)。
いずれにしても、これは「赤」に意識をフォーカスしているので、脳のシステムが赤いものが重要だと判断してその情報を優先的に大脳に届けているのです。
2人が行った実験は、このシステムに「感謝」というキーワードを投げ込んだものと考えられます。ということは、あなたも同じようにこのシステムを利用すれば、宝くじを当てるなどしなくても幸せを実感できる可能性が高いワケです。
●あなたが幸せになれる超カンタン3STEP
そこで、今日からあなたに習慣にしていただきたい課題をご紹介します。課題なんていうと大げさですが、たった3つの簡単な作業です。よろしいですか?
●STEP1
手帳を用意してください。日記帳でも、なければPCのメモ帳でもOKです。
●STEP2
1日の終わりに、今日感謝したいことを3つ書き出してください。どんなに些細なことでもOKです。「ドアを開けてくれた」みたいな感じで。
●STEP3
3つの出来事を思い出して、それぞれにありがとうと感謝の言葉を書きましょう。
———-
作業はこれだけです。これを毎日続けてください。といっても、泥酔した夜はパスしてもOKですよ(笑)。できなかったことを責める必要はありません。自由度を狭めて寛大さが失われては幸福度が下がりますから!
これが習慣化すると、寝る前の楽しみになってきて、リラックスした気持ちで1日を終えられるかもしれません。実はぼく自身ずっと続けていますが、本当に見えている世界が変わってきますので、ぜひお試しくださいね。
あなたが、そこにある幸せを感じられて笑顔になれますように!
【参考文献】
・『その科学が成功を決める』リチャード・ワイズマン(著)
【参考リンク】
・WORLD HAPPINESS REPORT 2013(PDF)
●ライター/咲坂好宥(心理分析士)