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「新東名」開通から3カ月! 静岡県内で発生の10㎞以上の渋滞、約9割減少
中日本高速道路(NEXCO中日本)は24日、4月14日に開通した新東名高速道路(以下、新東名)の御殿場JCT~三ヶ日JCT間について、開通後3カ月間の交通状況および整備効果をとりまとめたものを発表した。
それによると、同区間における開通後3カ月間の平均交通量は、全日が一日あたり4万台、平日が3万6,000台、休日が4万8,000台だった。静岡県内の新東名と東名高速道路(以下、東名)の交通量の合計を開通前と比較すると、平日は14%、休日は15%増加しており、行動圏の拡大や来県者が増えていると見られる。
新東名開通後3カ月間の平均交通量の変化
開通後3カ月間に静岡県内で発生した10㎞以上の渋滞は5回(新東名と東名の合計)で、2011年同時期に東名の静岡県内で発生した渋滞回数71回と比べると、約9割減少している。
新東名の平均旅行速度は約97km/h。一方、東名の平均旅行速度は新東名開通後に約91㎞/hとなり、開通前の約89㎞/hから約2㎞/h上昇した。
人身事故件数を見ると、新東名と東名の合計発生件数は685件で、昨年同時期に東名で発生した755件から約2割減少したという。
新東名における大型車の平均移動距離は約270km。それに対して、東名は開通前の約180kmから120kmに減少していることから、移動距離の長い通過交通が新東名に転換したと考えられる。
新東名の商業施設「NEOPASA(ネオパーサ)」(7カ所)の利用状況について見た場合、3カ月間の合計来場者数は約1,300万人。このうち「NEOPASA駿河湾沼津」では、来場者の約1割が一般道路「ぷらっとパーク」からの利用だったという。同施設支配人は「上下線の商業施設ともロケーションに恵まれていることが、人気の最大の理由です」とコメントしている。
「NEOPASA」
また、新東名へのアクセス道路開通に伴う生活道路の変化を調べたところ、浜松市内では生活道路を通過する交通が約7割減少。地元住民からは「安全性が向上した」との声が寄せられたとのこと。
新東名へのアクセス道路となる山脇大谷線および静清バイパスの交通量は、それぞれ約1割増加。高速道路へのアクセス性が向上するとともに、静岡市街地への交通分散が進んでいる。さらに、新高速道路からのアクセス性が向上した観光施設では、観光客が増加。大井川鐵道(静岡県)は、2012年5月~6月の利用者数が4万人となり、昨年同時期の3万2,000人から25%増えた。
このほか、企業アンケート調査では、新東名の開通により出発時間や目的地での待ち時間が減ったなどの意見が見られたほか、新東名に接続する三遠南信自動車道では、奥三河地域における医療支援や観光支援といった効果が現れているという。
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