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カンタス、エコノミーの機内食で新基準提唱–ボリューム50%増・4種から選択
カンタス航空(本社: シドニー)は3月1日より、日本~オーストラリア間の国際線エコノミークラスの機内食を刷新し、メニューを増やすとともにボリュームを50%増量した新機内食の提供している。
バーベキュービーフと野菜の付け合せ ターメリックライス
同社の従来の機内食は2種類の中から選ぶようになっていたが、新機内食では4種類の中から好きなものを選ぶことができる。ひとつ目の新メニューは、路線の特色を生かしたメニューをコンセプトにしたメニューを用意。現在、シドニー発東京行きの路線では、「バラマンディの味噌風味黒胡麻ソースかけとコシヒカリの白飯」が提供されている。
また、これまでビジネスクラス、プレミアム・エコノミークラスで展開していた事前予約サービス「セレクト・オン QEat」をエコノミークラスにも拡大し、その「セレクト・オン QEat」利用者だけが選べるメニューも展開する。
東京~シドニー間の今シーズンのメニューは、「バーベキュービーフと野菜の付け合わせ ターメリックライス」「鮭の焼き物柚子風味 ほうれん草のあえ物 白飯」「ローストチキンとスペルト小麦のサラダ マスタードドレッシングかけ」の4種類を用意する。
ローストチキンとスペルト小麦のサラダ マスタードドレッシングかけ
鮭の焼き物柚子風味 ほうれん草の和え物と白飯
離陸直後には、オーストラリアの老舗飲料メーカーであるBickford社がカンタスのために開発した、レモンとエルダーフラワー味、ピンクグレープフルーツ味のウェルカムドリンクを用意。フレッシュフルーツは到着の少し前まで提供する。朝食メニューにおいても、いくつかの選択肢を設けている。
なお、新機内食では新しいプレートを使うため、従来のトレーを使う必要がなくなり、乗務員が機内食を提供・片付ける時間が30分程度短縮できるという。国際線部門を担当しているカイリー・モリス氏は、「この新機内食サービスは、年間500万人の国際線のエコノミークラスをご利用いただいているお客様にとって、新水準のサービスとなるでしょう」とコメントしている。
カンタスは8月よりは、東京(成田)~ブリスベン線、東京(羽田)~シドニー線を就航し、日本~オーストラリア間のフライトを倍増する。特にブリスベン便には、フルフラットの新ビジネススイートと最新機内エンターテイメント装備のエコノミークラスを搭載した機材の導入を予定した、エアバスA330型機での運航となる。