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電車が深める親子のコミュニケーション

 電車が深める親子のコミュニケーション

 

 あなたのお子さんの好きなものはなんですか? 男の子なら戦隊ヒーロー? 女の子ならお人形遊び? いろいろあると思いますが、あなたはお子さんの趣味にどんな風に付き合っていますか?

 今回は、「電車」が好きな仲良し親子にインタビュー。最新の電車のおもちゃで遊んでもらいつつ、仲良しの秘訣を探ります。

電車好き親子にインタビュー。電車好きになった理由って?

 今回お話を伺ったのは、武田さん(仮名)と、その息子の勇太くん(仮名)。勇太くんは乗り物好きの男の子で、特に電車が大好き。家でも毎日電車の動画を楽しんでいるんだとか。取材当日も、最初は眠そうにしていたけど、電車の動画やおもちゃを見ると次第にテンションアップ!

 お父さんが動画を指さして「この電車はなーに?」と聞くと、「やまのてせん!」、「しょうなんしんじゅくらいん!」と元気よく答える勇太くん。わずか2歳で「湘南新宿ライン」がわかるとはすごい……!

 武田さん、勇太くん親子。勇太くんは電車のおもちゃを握りしめてごきげんな様子。

 ――勇太くんは本当に乗り物好きなんですね。
 「最初は、地域のコミュニティバスによく乗っていたのでバスが好きだったんですよ。最初に喋った言葉が『バス』なんじゃないかっていうくらい普段から『バス、バス』って言ってました。ほかの車にも興味を示しますね。『ミキサーしゃ!』って言ったり、家の近くに消防所があるので『しょうぼうしゃ!』とか言って喜んでますよ。

 でも、電車に乗るようになったら電車にも夢中になって、すぐに東西線とか京葉線とか覚えたんですよね。家でも毎日、鉄道の動画やテレビを見ていますよ」

 ――お休みの日には、電車を見に出かけたりするんですか?
 「はい。少し前にも、秋葉原にある全面ガラス張りで電車がよく見えるカフェに行きましたし、葛西の地下鉄博物館にも行きました。それと、東京駅に行くと勇太のテンションが上りますね。新幹線や在来線、いろんな種類の電車が見れますから。特に山手線がお気に入りですね」

 ――なぜ山手線がお気に入り?
 「最初に買った電車のおもちゃが山手線のものだったんですよ。それに、やっぱりよく乗るので。家では、『山手線=勇太の電車』ということになっています(笑)」

 ――家ではよく電車のおもちゃで遊ぶんですか?
 「そうですね。最初は電車の絵本を読んでいたんですけど、勇太が電車・バス好きだって知った祖父母が買ってくれたんです。なので、家には電車や車のおもちゃがいっぱいあります。どんどんレールをつないで電車を走らせてますし、電池がなくなったら『変えて~』って言ってきます」

親子で電車のおもちゃにトライ!

 電車のおもちゃも大好きな勇太くんに、この日は「はこてつ」で遊んでもらうことにしました。「はこてつ」はトミーテックが発売したNゲージ(レールの間隔が9mmの鉄道模型のこと)で遊べるおもちゃのこと。「子供に鉄道模型を持たせると壊されちゃうから…」なんてお悩みを持つお父さんたちに良さそうですね。シールを貼るだけなので小さな子供でも組み立てられそうです。まずは勇太くんが大好きな山手線を走らせてみました。

 トミーテックの「はこてつ」こちらは勇太君が好きな山手線車両です

 山手線をレールに乗せて、お父さんがコントロールのスイッチを入れると勇太くんの目はキラキラ! 走りだすと「わぁー!はやいはやい!」と大興奮。

 初めはお父さんがコントローラーを操作していましたが、勇太くんもはこてつを動かしたくなったみたい。お父さんからコントローラーを借りて、つまみを回して電車のスピードを変えたり、スイッチを押して逆向きに走らせてみたり、自分の目の前で電車を止めてみたり。まるで自分で運転してるかのように動く山手線に、勇太くんは大はしゃぎ!

 レールを走る山手線の「はこてつ」を嬉しそうに眺め、「はやい!」と喜んでいます。

 山手線のほかにも、トワイライトエクスプレス、はやぶさ、こまち、かがやき、サンダーバードと、豊富な種類があるはこてつ。パッケージを見せて「どれが良い?」と勇太くんに聞くと、選んだのは「はやぶさ」。せっかくなので組み立てからやってもらうことにしました。

 「組み立て」というとちょっと難しそうに聞こえますが、実際は順番に沿って車体にシールを貼るだけ。勇太くんはまだ小さいので、シール貼りはお父さんがやっていましたが、もう少し大きくなったら自分で貼ることも楽しめそうですね。

 だんだん出来上がっていく様子に、勇太くんもワクワクしているようです。

 完成したはやぶさをNゲージに乗せ、コントローラーで動かしながら「はやーい!」と、飽きることなく楽しんでいました。

 武田さんにもはこてつの感想を聞いてみました。

 ――遊んでみて、いかがでしたか?
 「コントローラーでスピードを変えたり、自由に止められたりするのは新鮮でしたね。今持っているのは、電車の上にスイッチがあるタイプなので、一度スイッチを入れるとずーっと走りっぱなしなんですよ。

 勇太も、自分で電車を運転している感覚で、楽しそうでしたね。精巧な鉄道模型より取り入れやすいですし、『子どもに壊されたらどうしよう……』という心配もいらないですね」

趣味を共有することで、もっと仲良し親子になれる

 これだけ電車が好きな勇太くんだから、さぞや武田さんも電車が好きなんだろうと思いきや、実はそうでもないんだとか。

 「子どもの影響を受けて、自分も電車に詳しくなりました」

 ――武田さんも、勇太くんみたいに小さい頃から電車好きだったんですか?
 「小さい頃は電車や車のおもちゃで遊んでいたって親は言うんですけど、今はそうでもないんですよね。いわゆる乗り鉄・撮り鉄っていうわけでもないです」

 ――では、奥様が電車好き?
 「いえ、そうではないですね。バスも電車も、『これを好きになりなさい』というように刷り込んだ覚えは全然ないんですよ。男の子だから自然にそうなったのかもしれないですね」

 ――勇太くんが電車好きになって、自分の生活が変わりましたか?
 「電車に詳しくなりました。インターネットで検索したりしますし、テレビ番組で鉄道特集があったら録画したり、絵本を読み聞かせたり……。そういうことを通して、自然と詳しくなりました。子どもから影響を受けている感じですね。一緒に電車の名前を覚えたり、逆に子どもから教えてもらうこともありますよ」

 ――「電車」という趣味を共有することで、お子さんとより仲が深まったのでしょうか。
 「そうですね。何を好きになってもいいと思うんですけど、電車は一緒にお出かけするきっかけになると思うんです。電車を見に行ったり、実際に乗ってみたり、気軽に取り入れられますから。「はこてつ」みたいに、一緒におもちゃを組み立てて遊ぶのも良いですよね」

 親子で共通する趣味のひとつとして、「電車」は誰でも気軽に取り入れやすく良いかもしれませんね。もし、あなたのお子さんが電車に興味があるなら、あなたも一緒に好きになってみませんか? 子どもが好きなものを親も好きになることで、親子のコミュニケーションがより深まっていくことでしょう。

商品情報はこちら:
 はこてつ

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上原健二
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