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アメリカの将来を担う、若すぎる起業家たち
今や、「起業」や「スタートアップ」という言葉を聞かない日はありません。そして、特にテクノロジーに関する分野では、これまでの感覚からすると「若すぎる」成功者が増えています。
そこで今回は、アメリカの若い起業家事情を探ってみようと思います。以下の文章はBBC News で放送された「Children: New billionaires」に出演した三人の若き起業家たちについて紹介したものです。
■トマス=スアレスさんの場合
Photo byCarrotCorp
15歳のトマス=スアレスさんは、11歳の時にアプリ制作会社『Carrot Corp』を立ち上げ、現在も同社CEOとしてスマートフォンやグーグルグラス用のアプリを開発・販売しています。そんな彼は、ビジネスとコーディングを独学で学びました。
スアレス氏は、今後の事業について以下のように述べています。
「最近は3Dプリント技術に関する特許を申請しています。技術に関して、特にこだわっているのは印刷スピードです。現世代の3Dプリンターよりも10倍速く印刷できるようなプリンターを産みだしたいと思っています。」
■テイ=トレードマンさんの場合
カリフォルニア州ロサンゼルス市内の『インキュベーター・スクール』では、起業家養成講座が11歳以上の生徒を対象に行われています。この学校の特徴は、生徒たちがスクール在籍期間内に会社を興すよう指導されていることです。
このスクールに通う12歳の少年3人組(アフマット=イスマエルさん、ローガン=フィッシャーさん、テイ=トレードマンさん)は、『I-Supply』という会社を起こし、学用品をクラスメートに販売する事業を展開しようとしています。
インタビュー内でテイ=トレードマンさんは「僕ら、子どもは創造的です。それは、型にはまった世界で生きていないからです。あれをしなさい、これをしなさいと言う大人の世界に染まっていないのです。」と子供だからこそ発揮できる創造力を強調しました。
■カイオワ=カボビットさんの場合
Photo byBOO BOO GOO
カイオワ=カボビットさんは、 6歳で『Boo Boo Goo』という革新的な皮膚保護薬を発明し、その翌年『Boo Boo Brands』のCEOとして、アメリカのテレビ番組『Shark Tank』に最年少出演を果たしました。「Shark Tank」とは日本でも流行った「マネーの虎」のアメリカ版です。…