兵庫・洲本５人殺害、被害者家族は警察に９回相談

　

　
　　兵庫県洲本市で男女５人が刺され死亡した事件で、被害者の家族が勝手に写真を撮られインターネットに掲載されたなどと、先月から９回にわたり警察に相談していたことがわかりました。
　　殺人容疑で１０日、検察庁に身柄を送られた平野達彦容疑者。自身のインターネットの投稿サイトに、被害者を名指しで中傷する書き込みを繰り返していました。
　
　　「人類の敵」
　　「ギャングストーキングと電磁波犯罪を徹底して行っている」（書き込みより）
　
　　「（平野容疑者は）変わった人やから気をつけろよと言われていた。（Ｑ．以前パトカーがよく来ていた？）日に２、３度回って来ていた」（近所の人）
　
　　警察によりますと、先月１４日、死亡した平野毅さんの家族から、「平野容疑者と口論になり勝手に写真を撮られた」と通報がありました。
　
　　毅さんの家族はその後、「インターネットに写真を掲載することは犯罪にならないのか」などと、警察に合わせて９回相談していたということです。警察はパトカーで数回近所を巡回したということですが、平野容疑者とは接触できなかったということです。
　
　　平野容疑者の自宅からは複数のナイフが押収されていて、警察はその中に凶器が含まれている可能性が高いとみて鑑定を進める一方、動機についても慎重に調べています。（10日18:07）