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国連記念シンポで総理が日本の決意を内外に発信
政府は国連大学と共催で『国連創設70周年記念シンポジウム』を行う。菅義偉官房長官が5日、発表した。菅官房長官は「シンポジウムで、安倍晋三総理が日本の国連に対する貢献や安保理改革などについてスピーチする」とし「それに引き続き、国連改革等についてのパネルディスカッションが行われる予定」という。
菅官房長官は「安倍総理がスピーチを行うことは国連との協力をより一層強化していくとの日本の決意を内外に示すための重要な機会」と位置付けた。
菅官房長官は「国連は紛争解決、平和維持、貧困削減、人権の普遍化等に積極的にその役割を果たしてきたが、この70年間に国際社会は大きく変化し、テロ、地球温暖化、感染症など未曾有の危機に直面しており、国連自身がより強く変わっていくことが求められている」と国連改革の必要もアピールした。
安倍総理は昨年9月に開かれた69回国連総会での一般討論演説で「日本の未来は既往70年の真っ直ぐな延長上にある。不戦の誓いこそは日本の国民が世々代々、受け継いでいく、育てていくもの」と訴え「国連がその発足70年を祝う明年(2015年)の選挙で、日本は非常任理事国として、再び安全保障理事会に加わりたいと考えている」と表明。
さらに「21世紀の現実に合った姿に国連を改革し、その中で日本は常任理事国となり、ふさわしい役割を担っていきたいと考えている」と国連とのこれまでのかかわり、国連への貢献を示しながら、国連の中で日本がどのような位置に立ち、役割を果たそうとしているのかを70回国連総会を見据えアピールしていた。安倍総理のスピーチ内容と各国の反応が注目される。(編集担当:森高龍二)