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役人のツケが原因でホテルが倒産!? 習近平もお手上げ状態の中国地方政府“超腐敗体質”
腐敗撲滅を目指す中国の習近平指導部は現在、次々と幹部の汚職捜査を行い、国民の共産党に対する不信感のガス抜きに必死になっている。そんな中、地方都市では、公務員による不正行為により直接被害を被っている一般市民が声を上げている。中国の鳳凰網ほか、多くの中国メディアが伝えた。
「ほんと、死んでしまいたい気持ちになるよ。十数年頑張ってきて、手元に残ったのはこの白い紙の山だけなんだから……」
悲しげに嘆く史さんは以前、河南省開封市通許県で「芸苑賓館」というホテルを経営していた。
1995年に開業するとすぐに商売は軌道に乗ったが、2000年以降、ツケ行為が増え始めると資金繰りが悪化。08年には、ついに倒産に追い込まれてしまった。以来、史さんは7年をかけて、手元に残った大量のツケの取り立てを行っている。
「県の委員や県政府を含めて、いろんな政府機関へ何度も行きましたよ。でも、なんの結果も出てない」と史さん。ほとんどのツケは、同地の県委員会や県政府、農業開発室、農業局、派出所、水道局など、さまざまな行政機関の人間による宴会だった。担当者が一筆書き、所属する部門のハンコが押印してある。その合計金額は少なくとも120万元(約2,400万円)以上と史さんは言う。いずれも1回の額が大きく、中には6万元(約120万円)近いものも。さらに困ったことには、すでに退職した人や、亡くなった人によるサインもある。
史さんの困り果てた様子が現地のテレビ局で放映されるや、ネットでも地方政府のずさんな管理に対する批判が一気に拡散。翌日、地方政府は特別会議を開き、ツケの詳細が明記された紙を検証し、金額が小さいものは一括払い、大きいものは支払い計画を立てて2年以内に払うことを決めた。
その決定に対するネットでの反応は
「当然、利息も付けていい。7年間の利息なら、相当大きいんじゃない?」
「支払うって言うけど、公費でそんなの払うわけ?」
「さらに2年以内に支払いって、どんだけ恥知らずなんだ!」
など、一般市民の怒りの炎はむしろ大きくなっている。
専門家によると地方政府機関の最下部層への管理は難しく、店で勝手に食べたり飲んだりしてツケが膨らむのは珍しくないという。実際、このように地方政府機関の人間によるツケが原因で倒産に至ったという店のニュースは、02年あたりから各地で散見されており、腐敗撲滅を目指す政府にとっても頭が痛い問題のようだ。