福井・大学院生殺害、容疑者は自ら被害者を病院搬送

　

　
　　福井大学大学院の准教授の男が、指導していた大学院生の女性を殺害したとして逮捕された事件で、准教授は雪が積もる中、サンダルを履いただけの軽装で女性を病院へ自ら搬送していたことがわかりました。
　　この事件は、福井県勝山市で東邦大学大学院の菅原みわさん（２５）が殺害されたもので、警察は１６日朝、殺人の疑いで逮捕した福井大学大学院の特命准教授・前園泰徳容疑者（４２）の自宅を捜索し、事件の裏付けを急いでいます。
　
　　捜査関係者によりますと、前園容疑者は菅原さんが殺害されたとみられる１２日早朝、菅原さんの車を運転して自ら菅原さんを病院に搬送していました。その際、前園容疑者は携帯電話以外の所持品をほとんど持っておらず、サンダルを履いただけの軽装だったということです。
　
　　「（前園容疑者が）１１日の夜、そこに立っていたのはチラッとみた、帰ってきて立っていたのは見ました」（近くの住民）
　
　　警察では、前園容疑者が何らかの理由で、急いで菅原さんの車に乗り込む必要があったものとみて調べています。（16日11:31）