西日本高速の元役員ら書類送検へ 土砂崩れ２人死亡事故

　

　

　　福岡県の九州自動車道で２００９年７月、夫婦が車で走行中に土砂崩れに巻き込まれ死亡した事故で、県警が業務上過失致死の疑いで、道路を管理する西日本高速道路の元役員らを１３日にも書類送検する方針を固めたことが同日、捜査関係者への取材で分かった。

　　夫婦の遺族は１２年７月、事故があった地点は過去にも土砂崩落があり、危険な場所と認識できたはずなのに適切な工事をしていなかったなどとして、元会長や元社長ら３人を県警に告訴していた。

　　事故は０９年７月２６日、北九州市の井上義裕さん＝当時（４２）＝と妻水子さん＝同（３９）＝が乗った車が土砂崩れに巻き込まれ、夫婦とも死亡した。