＜おぢや風船一揆＞雪原にカラフルな熱気球 大空へ３５機

　

　純白の雪原をカラフルな熱気球が彩るイベント「おぢや風船一揆」が２８日、新潟県小千谷市西中地区などで始まった。メイン行事の日本を代表する熱気球大会「日本海カップクロスカントリー選手権」には、東京や大阪などから計３５機がエントリー。優雅な空の競技を楽しんだ。１日まで。
　
　　市などでつくる実行委員会が主催し、今年で３９回目。同選手権の会場になっている西中地区では、赤や青などを基調にした気球が勢ぞろい。熱風が送り込まれた気球は高さ約２５メートル、幅約１７メートルに膨らみ、次第に大空へ向けて浮上した。
　
　　同選手権は、主催者が設置した目標点に向けて競技者が上空から「マーカー」と呼ばれる砂袋を投下し、目標点からの距離を競う。競技者らは風向きを判断しながら、熱い戦いを繰り広げた。
　
　　同市の平沢地区では熱気球の試乗体験などがあり、市民らでにぎわった。【湯浅聖一】