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<北陸新幹線>悲願の開業 真新しい列車「乗り心地も快適」
◇「新生活でも輝きたい」…各地で祝賀ムードに沸く
構想から半世紀を経て14日に長野から金沢まで延伸した北陸新幹線。悲願の開業を迎えた各地は祝賀ムードに沸き、乗り込んだ人たちは真新しい列車での旅路を満喫した。
JR金沢駅には約5000人が詰めかけた。新幹線ホームでは午前6時発上り一番列車「かがやき500号」の出発式があり、JR西日本の真鍋精志社長、谷本正憲石川県知事、太田昭宏国土交通相らがくす玉割りやテープカットで祝った。
今月30日から始まる石川県能登地方を舞台としたNHK連続テレビ小説「まれ」のヒロインの女優、土屋太鳳(たお)さん(20)がゲストとして参加、辻昭夫駅長(58)と先頭車両の横で出発の合図をし、拍手の中、新幹線が滑るようにホームを離れた。
長男颯大(そうだい)くん(6)と訪れた東京都の会社員、山下和哉さん(39)は「一番列車ならではの車内での盛り上がりを堪能したい」と話した。新幹線をまねて白地にスプレーで青や銅色のラインを入れた手作りの衣装を着た愛知県安城市の深谷芽衣(めい)さん(19)は、4月から金沢で大学生活を始める。「新幹線にあやかって新生活でも輝きたい」と喜んでいた。
東京発の下り一番列車「かがやき501号」が午前8時46分に金沢駅に到着すると、旅館のおかみたちがホームで「ようこそ石川・金沢へ」との横断幕を掲げて出迎えた。福岡県宗像市の会社員、屋代京子さん(30)と千葉市の会社員、鶴山龍太郎さん(30)のカップルは「雄大な雪山の景色を楽しめた。乗り心地も快適だった」と話した。
富山駅では東京行き一番列車となる午前6時19分発のかがやき500号に合わせ、出発式を開いた。記念式典で富山県の石井隆一知事が「東京、北陸、大阪が新ゴールデンルートと言われるよう頑張りましょう」と金沢以西への早期延伸に期待感を示した。
東京駅でかがやき501号に乗った東京都八王子市の大学1年、本田俊明さん(19)は富山県魚津市に帰省するため乗車した。「地元の在来線が第三セクターの経営になるのでさみしい面もあるが、新幹線の一番列車に乗れることは素直にうれしい。乗り心地を味わいたい」と語った。【大原一城、成田有佳、一條優太】