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「繁華街のようなデスク」になっていませんか?
「片づけの習慣が思うように身につかない」と話す人のデスクを見ると、多少整理されているとはいえ、まだ「散らかしてもよい雰囲気」が漂っています。
一見片づいたと思えるデスクの上で、よく盲点になっている場所が「ペン立て」と「デスクマット」です。
筆記用具を収納するペン立ては、「間口」が開いていて、ペンが出し入れしやすい点が特徴です。ただ、出し入れしやすいゆえに、いつしか使わない筆記用具も気軽に入れてしまい、モノの溜まり場になる危険性をはらんでいます。
事実、「ペン立てに入っている筆記具類で実際に使っているモノはいくつありますか?」と質問すると「ないです」と答える人はかなりいます。さらに、「いつも使用している筆記用具はどこにあるのですか?」と尋ねると、自分が着ているシャツの胸ポケットに差しているボールペンを取り出す始末です。
オフィスで見かける透明のデスクマットも要注意。「とりあえず」と書類の類を何でも入れてしまい、用事の済んだメモや古い内線表をずっと入れている人が……。
これは片づけというよりは散らかしの習慣ですし、この乱雑さが「散らかしてもよい雰囲気」を醸し出してしまいます。さらに、不要な情報が常に視覚に入りますから、自分の集中力を奪って仕事の効率が低下する点もいただけません。
機能していないアイテムを見直し、「散らかせない雰囲気」に満ちた環境に変えていきましょう。ゴミゴミとした繁華街のような雰囲気ではなく、平日に訪れる神社の境内のような「ゴミ1つさえも捨てられない整然とした雰囲気」にする――これが、キレイを維持するためには不可欠です。
[企業実務]
(本記事は、企業実務のコンテンツ「仕事効率アップのカギは片付けにあり」から一部抜粋・編集して掲載しています)