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『アサヒスーパードライ スペシャルパッケージ』はビールの歴史を変えた「スーパードライ」の衣替え限定Ver.
日本がバブル景気に踊っていた時代に登場し、当時の「この味が、ビールの流れを変えた。」のキャッチコピー通りビールの存在理由そのものを変化させてしまったアサヒの「スーパードライ」。その春限定の特装バージョンが『アサヒスーパードライ スペシャルパッケージ』(350ml/500ml・オープン価格・2015年2月24日発売)。購入時にはご注意頂きたいが、中身は通常品と同じである。
今では「ドライビール」というのは当たり前の単語になってしまったが、「ビール=ドライ」の公式を世の中に提示したのはアサヒ。1980年代アサヒビールは低迷、キリンとサッポロが日本のビールとしてほぼ市場を独占している状態だった(サントリーはビールメーカーとしては「MALTS」発売までは認知度が低かった)。
ドライ以前のビールのイメージは「苦いもの」であり、甘みとともに濃い方が本格派であるというビールの本場ドイツの伝統を受け継いだものだった。確かに酒としてビールの味そのものを味わうには適していたが、食中酒としてはメニューを選ぶものであり、日本の食文化に必ずしも100%マッチしていなかったという現実があった。
しかし時はバブル景気の真っ只中。たくさんの飲食店が街に軒を連ね、いわゆる”飲み会”が頻繁に行われるようになった時代である。連夜のように繁華街に繰り出して、様々なジャンルの料理店で酒杯を交わす機会も今とは比べようもないほど多かった。
そうした食生活を含むライフスタイルの変化を元に、コク・キレ・辛口に重点を置いて開発されたのが「スーパードライ」。ただ登場初期の1987年、ビール愛好家には「味が薄い」「こんなのビールじゃない」と総スカンを食らうほど嫌われたのも事実。つまりそれまでのビールの印象とは明らかに異質なものとして登場したのである。
しかしそんなビール通の思惑とは裏腹に大ヒットしたのも事実。それ以前にライトな飲み口のバドワイザー、ハイネケン、コロナなどの苦味控えめの輸入ビールが一部で受け入れられていた背景もありつつ、苦味と甘さを控えてアルコール度数を高めたキレ重視の「スーパードライ」は何よりもビール臭くないことによってビール嫌いの人々も取り込みつつ、ほとんどあらゆる種類のジャンルの料理に合う食中酒として一気に普及したのである。
消費者の思惑ももちろん大きかったが、そこにプラスされたのは飲食店の思惑。つまりドライでキレの鋭い「スーパードライ」は料理ジャンルを選ばない。…