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アングル:原油20ドル時代も視野に、米投資家は有望株物色
[ニューヨーク 30日 ロイター] – サウジアラビアなどがイエメンの武装組織への空爆を開始しても原油価格の下落が限定的だったことで、供給過剰から来る原油安の現状は、まだ1年以上は続くとの見方が強くなってきた。
こうした中、ファンドマネジャーらは原油安の恩恵を享受できる有望銘柄の物色を続けている。
ホッジズ・スモールキャップ・ファンドで約21億ドルを運用するクレイグ・ホッジズ氏は、原油安のメリットを受けているアメリカン航空グループ(AAL.O: 株価, 企業情報, レポート)や靴小売のシュー・カーニバル(SCVL.O: 株価, 企業情報, レポート)を買い増すとともに、エネルギー会社のマタドール・リソーシズ(MTDR.N: 株価, 企業情報, レポート)にも投資している。
マタドールは原油価格下落の折、供給会社と交渉して低コストでガスを調達することに成功している。同社の株価は半年間では16%下落しているが、年初来では5.8%上昇中だ。
ホッジズ氏は当初、建設会社のプリモリス・サービシズやイーグル・マテリアルズも買っていた。いずれも、シェールガス開発時の水圧破砕で使う砂を生産する会社だが、株価はそれぞれ24%、8%下落した。
同氏のファンドの価値は年初来で2.7%上昇しており、競合する62%のファンドを上回る成績。S&P総合500種.SPXはほぼ横ばいで推移している。
原油開発・生産のコムストック ・リソーシズ(CRK.N: 株価, 企業情報, レポート)については、昨年7月に28ドルだった株価が3月上旬に4ドルへ急落して以来、安値拾いを始めた。コムストックは割高な油井での原油生産を中止し、低コストで生産が可能な土地での原油や天然ガスの生産を始めているという。
<続く過剰供給> 続く…
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