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アーノルド・パーマー招待で初優勝を逃した 若者にエールを送る
祖母の死
アーノルド・パーマー招待の初日から、単独首位を走り始めたモーガン・ホフマンという米国人選手に心の中でずっとエールを送っていた。
まだ米ツアー2年目の25歳の若手選手。昨年、プレーオフシリーズを勝ち残り、最終戦のツアー選手権に出場したため、今年のマスターズに初出場することは、すでに決まっている。
だが、まだ挙げたことがない米ツアーでの初優勝を、パーマーが見守るこのベイヒルで挙げたい。彼は、そんな野望を抱いていた。
だが、パーマー招待の初日の朝、彼の97歳の祖母が他界してしまった。訃報を聞いたホフマンは、自分のプロゴルファーとしての成功を何より楽しみにしてくれていたオバアチャンのことだから、自分が棄権して葬儀等々に駆け付けるより、そのままプレーすることを望むはずだと思い、悲しみを胸に抱いたまま、ティオフした。
そうしたら、驚くなかれ、初日は6アンダーで単独首位。2日目は7アンダーで回り、2位に3打差を付けて通算13アンダー、単独首位。
そんなホフマンが、このまま残り2日間も首位を守り通して優勝したら、天国へ旅立つオバアチャンの何よりのはなむけになるなあ。そんなことを考えながら、ホフマンにエールを送っていた。
手料理
無名選手ゆえ、米メディアの大半も彼の素性や特徴を知らなかった。
だが、難コースのベイヒルで、首位を走り始めたこの若者は、結構、イケメンでスタイルもいいし、爽やかな好青年。
しかも、料理好きだったオバアチャンの血を引いているせいか、ホフマン自身、毎日、自分が食べるお弁当を手作りで持ってくるというユニークな習慣の持ち主なのだ。
転戦生活の宿は、必ずキッチン好きのホテルを取る。前夜のうちに料理して、6つの小さなタッパーに小分けにして詰め、翌日、スタート前やラウンド中、ラウンド後、さまざまなタイミングで6つのお弁当を次々に食べていく。
スイートポテトを作ったり、チキンを焼いたり、なかなか手が凝っているそうだ。もちろん、栄養価を考えた食べ物ばかり。エナジードリンクとか、栄養補給のための食べ物とか、人工的なものも最近ではたくさん出回っているが、「やっぱり本物の食べ物のほうがいい」とホフマンは言っていた。
崩れたサンデーバック9
3日目はやや足踏み気味のゴルフになり、ついに首位の座を世界ランク3位のヘンリック・ステンソンに奪われた。
その夜、オバアチャンの葬儀に出席するため、彼は自ら操縦桿を握るプライベートジェットでフロリダ州内の祖母の実家近くへ飛び、とんぼ帰り。…