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ドル1カ月ぶり118円台に沈む、株安・米金利低下
[東京 26日 ロイター] – 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の118円後半だった。株安の流れの中、サウジアラビア主導でイエメンの反体制派に空爆開始と伝わって米金利が低下するのを眺めつつ、1カ月ぶりに118円台に沈んだ。
ドルは仲値公示後にいったん119.27円まで下げたが、その後は、イエメン関連の報道には目立った反応を示さず、日経平均が300円を超えて下げ幅を拡大しても下げ渋った。
「119.20円付近では実需筋と年金系のまとまったドル買い需要がある」(外資系金融機関)との指摘もあり、下値リスクが足元では限定的との見方が多かった。
午後に入って米金利が弱含むと下げ足を速め、一時1カ月ぶり安値118.85円まで下落した。朝方からの株安で、これまで119円前半に多く観測されていた実需筋の買い需要が減ってきていたという。サポートとして意識されてきていた119.20円を下抜けたことで下げ足が速まった。
118円半ばから後半にかけては、再び実需筋の買い注文が観測される一方、ドルを高値で買った投資家があきらめて売る水準でもあるとして、断続的にストップロスも観測されているという。
市場では、きょうの米株価の動向に関心が寄せられている。株価続落となればドル/円の下げ足も早まりやすいという。「ドルが118円半ばまでの下落で切り返せるようなら119円に値を戻すだろう。ただ、米ダウがまた200─300ドル下落するとなればドル118円割れも意識されるようになりかねない」(国内金融機関)との声が出ていた。
<イエメン空爆と原油相場>
金融市場ではこの日の朝方、サウジ主導のイエメン軍事作戦の開始が伝わった。 続く…
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