久美子社長、新体制で経営改革を 大塚家具、和解に向け努力

　

　

　　大塚家具の大塚久美子社長は２７日午後、自身の社長続投が承認された株主総会の終了後に記者会見し「総会終了後はノーサイドだ。今後は社員全員が心を一つとしてお客さまの信頼回復に努めたい」と、新体制で経営改革に取り組む決意を語った。

　　大塚家具は記者会見に先立って、取締役会を開き、久美子氏の社長続投と大塚勝久氏の会長職退任を正式に決定した。会長職は空席となる。

　　久美子氏は勝久氏との関係改善について「株主かつ創業者である事実は消えない。誠実なコミュニケーションを重ねていきたい」と述べ、和解に向けて努力していく考えを示した。