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巨大模型や実物座席にファン殺到 JALが羽田で東北支援バザー
日本航空(JAL)は2015年3月8日、実際に飛行機で使われた座席などレアグッズを売り出すチャリティーバザーを羽田空港で開いた。こういったグッズを売り出すバザーは、これまでは空の日(9月20日)に空港が主催するイベントなどで開かれていたが、JALが単独で大規模に開くのは初めて。
10時の開場時点で約300人が並ぶほどの盛況ぶり。現行の鶴丸デザインの前の「太陽のアーク」ロゴ、さらにその前の旧「鶴丸」ロゴ入りのグッズが大量に放出され、特に古いデザインのポスターにはファンが殺到していた。
ポスター以外にも、機内食用の食器、子ども向けのペーパクラフトなどが大人気。オイル缶を整備士が加工して作った貯金箱も注目を集めていた。バザーは東日本大震災の影響が残る東北地方支援プロジェクトの一環で、鶴丸はっぴに身を包んだ大西賢(まさる)会長らが岩手県や宮城県産のコメを売り込んでいた。
ビジネスクラス座席は倍率24倍
目玉は、100分の1や50分の1スケールの巨大モデルプレーンと、実際の飛行機で使用された座席。いずれも抽選で販売された。
モデルプレーンはボーイング747-400型機の場合で、50分の1スケールが10万円、100分の1スケールが3万円。倍率は50分の1スケールのもので25倍に達した。
座席はビジネスクラスのものとエコノミークラスのものが出品され、それぞれ1990年代に旧日本エアシステム(JAS)のDC-10型機、エアバスA300型機のものが使用された。いずれも価格は5万円で、これとは別に輸送費が3万円程度かかる。かなりの高額にもかかわらず抽選倍率は高く、それぞれ24倍、6倍だった。
この日のために用意された商品は、2トントラック換算で1.5台分。完売した場合で約150万円の売り上げを見込んでおり、全額を支援プロジェクトにあてる予定。<J-CASTトレンド>