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水産食料品卸の太陽三光水産(株)ほか1社が破産開始決定、元名証セントレックス上場(株)太陽商会の子会社
太陽三光水産(株)(TSR企業コード:290068827、新宿区歌舞伎町2-25-8、設立昭和32年12月、資本金8000万円、中川哲也社長)と太陽川崎三光水産(株)(TSR企業コード:350799873、同所、設立昭和57年4月、資本金3000万円、同社長)は3月11日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には志甫治宣弁護士(三宅・今井・池田法律事務所、同区新宿1-8-5、電話03-3356-5251)が選任された。
負債は太陽三光水産が約5億8200万円(平成25年7月期決算時点)、太陽川崎三光水産が現在調査中。
太陽三光水産は、流通大手や水産物卸会社を得意先に鮮魚、練り物をメインに塩乾物、鰻ほかの卸を行い、ピークとなる平成12年7月期に売上高250億336万円を計上した。しかし、以降は消費不振や競合激化から売上高が下げ止まらず、本業以外の不動産や有価証券への投資が失敗し多額の負債を抱えた。スーパーへの卸売での苦戦が続き、25年7月期の売上高は62億7183万円に低下。
その後も業績低迷が続き26年2月、当社と太陽川崎三光水産、(株)太陽三孫商店(TSR企業コード:292782942、同所、27年1月破産)の3社が、セールスプロデュース大手で元名証セントレックス上場の(株)太陽商会(旧:(株)NowLoading、TSR企業コード:295978007、東京都渋谷区、26年6月上場廃止)傘下となった。
新たに代表取締役に就任した酒井勝一氏の下の体制でスタートを切ったが、26年3月に取引先に対する支払い遅れが表面化。その後に債務支払いを弁護士一任とする話し合いが行われたが、5月20日付けで従業員を解雇。5月28日には中川哲也が社長に就任したが、11月28日に会社の預金口座が仮差押えされ、強制執行されることを免れるために、預金口座にあった現金約3000万円を不正に移し替えた容疑で、前社長の酒井勝一容疑者とともに警視庁に逮捕され、事業継続が困難となっていた。
太陽川崎三光水産は太陽三光水産に連鎖した。
両社の債権届出期間は4月15日まで、第1回債権者集会は6月15日午前11時より。