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言葉のウソをどう見抜く? CIA流のテクニック
誰でもそうだが、あなたもしょっちゅうこんな疑問を抱いているのではないだろうか。(中略)たとえば、上司は今期と次期の業績見通しを述べ、「うちを辞めてライバル会社に逃げ込もうなんて考えるのは愚の骨頂だ」と言ったが、はたして本音だろうか。夫は昨晩遅くなった理由を「仲間と飲んでいたから」と言うが、正直に言っているのだろうか。(中略)この手の疑問は日々とめどもなくわき起こる。思い切って問うたとき、相手の反応からウソを見抜くことができたら、どうだろう。このスキルをみごと身につければ、相手のウソにひっかかることはない。(「はじめに──ようこそ、私たちの世界へ!」より)
『交渉に使えるCIA流 嘘を見抜くテクニック』(フィリップ・ヒューストン、マイケル・フロイド、スーザン・カルニセロ、ドン・テナント著、中里京子訳、創元社)の3人の著者は、「ポリグラフ(嘘発見器)」検査を専門とする元・CIAキャリア・オフィサー。つまり本書ではその経験をもとに、普通の人たちの生活にも適用できる「嘘発見メソッド」を紹介しているわけです。
5「人はどのように嘘をつくのか──言葉」から、嘘をついているときに人が見せる、言葉による「欺瞞行動」についての解説を引き出してみましょう。
質問に答えられない
質問をしたときに相手が答えられなかったとしたら、なにか理由があるはず。可能性のひとつは、ウソをついているために、どうやって状況を乗り越えようかと頭をめぐらしているというもの。ただし、質問に対して相手が答えられなかった場合、「相手がウソをついている」と結論づけるべきかといえば、答えは「絶対にノー」。
なぜなら、ここで「クラスタールール」を意識すべきだから。クラスタールールとは、刺激(質問)を与えてから5秒以内に最初の欺瞞行動が現れ、次の刺激が与えられるまでにもうひとつ以上の欺瞞行動が現れるという法則。つまりウソをついていると結論づけるためには、たったひとつの行動では足りないということです。(57ページより)
否定できない
こちらがした質問のなかに、相手の不正行為や、それがもたらした結果が含まれているときには、「明白に否定しない」という行動をとるものだとか。たとえば、イエスかノーの答えを求める質問(「あなたがやったのですか?」など)をしたときに、「私ではありません」や「私はやっていません」といった否定が返ってこなかった場合は、なにかあると考えられるということ。…