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[注目トピックス 日本株]イーストン Research Memo(5):培われたソフト・LSI開発力と有力顧客と強固な関係性を築く営業力
*18:19JST イーストン Research Memo(5):培われたソフト・LSI開発力と有力顧客と強固な関係性を築く営業力
■同社の強み
(1)ルネサスエレクトロニクスとの関係における「強み」
ルネサスイーストン<9995>は、「ルネサスエレ社の直下の販売代理店16社の中で、トップクラスの取扱量・販売実績を有する販売代理店」であり、ルネサスエレ社との関係ではこれこそが最大の強みであると言える。しかしこれは決して与えられたものではなく、同社が努力して獲得したものであると弊社では考えている。すなわち、ルネサスエレ社との歴史的、資本的つながりに頼るだけではなく、ソフト開発力やLSI(大規模集積回路)開発力を培い、有力顧客をしっかりとグリップする強い営業力を築き上げるなど、同社自身の努力が実ってトップクラスの販売代理店の地位を獲得・維持できていると弊社ではみている。
同社ではルネサスエレ社製品の拡販のために、「デザイン−イン」活動を積極推進している。顧客が新製品を設計する段階で顧客ニーズを満たすソリューション提案を行い、同社の取り扱うルネサスエレ社製品を顧客の新製品の仕様に組み込ませる営業活動を同社では「コンセプトーイン」と呼び、こうした営業活動を通じて顧客の新製品に売り込んだ製品の採用が決定することを「デザインーイン」という。
2015年3月通期のデザイン−イン活動の金額は好調に推移している。通期の当初計画は75,700百万円だったが上期の実績は39,000百万円に達した。同社は下期の計画を40,000百万円とし、通期のデザイン−イン金額の計画を79,000百万円に引き上げた。こうした状況を反映して、ルネサスエレ社製品の売上高も計画を上回って推移している。上期実績は34,900百万円を達成し、下期は35,500百万円を計画している。通期では期初の70,100百万円から70,400百万円に上方修正された。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
《FA》