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[注目トピックス 日本株]ダイキアクシス Research Memo(4):家庭用浄化槽ではパイオニア的存在
*17:06JST ダイキアクシス Research Memo(4):家庭用浄化槽ではパイオニア的存在
■会社概要
a)環境機器関連事業
環境機器関連事業は、合成樹脂製浄化槽の製造・販売からコンクリート製の大型排水処理施設の設計・施工・維持管理を手掛ける。個人住宅のし尿・生活排水から産業排水、地域集落排水の処理をカバーし、多岐にわたる用途に対応している。排水処理関連機器だけでなく、地下水の飲料化の上水事業、使用した上水を再利用する中水事業にもかかわっている。同事業の売上高構成は、販売が約2割、設計・施工が約5割、メンテナンス等が3割弱となっている。子会社4社と協業して、メンテナンスサービス体制を構築している。
○家庭用浄化槽ではパイオニア的存在
ダイキアクシス<4245>は、1964年から浄化槽の開発を始めた。1976年に、業界で初めてFRP(繊維強化プラスチック)製浄化槽のJIS認定工場なるなどパイオニア的な存在である。2006年6月には、ISO90001の認定を取得し、品質管理体制も強化している。2014年1月に、公益財団法人・日本環境協会エコマーク事務局が主催する“エコマークアワード2013”で、同社製品の『XE型浄化槽』は業務提携している大栄産業(株)製品と『プロダクト・オブ・ザ・イヤー』を共同受賞した。浄化槽では、エコマーク第1号となった。
受賞した家庭用合併浄化槽(5人用)の『XE型浄化槽』は、自動車1台分の大きさに収まる超コンパクト設計で、素材にはプラスチックの中でも比重が軽く、リサイクルが可能なポリプロピレンを用いた。ブロワの必要風量もわずかで、クラス最小の消費電力を実現した。環境省の定める省エネ基準のマイナス46%を達成するなど、環境性能や先進性に優れる。従来品に比べ総容量を約85%までに削減したことで、軽トラックでの運搬も可能になり、掘削土量も抑えられることから、現場の作業軽減とコスト削減に貢献する。また、メンテナンス作業を容易にする設計となっている。
同製品は、大手ハウスメーカーが採用。また、ケニアやオマーンなどから引き合いが寄せられ、輸出実績もできた。「XE型浄化槽」のヒットにより工場の稼働率も上がり、収益性の改善に寄与した。
○稼ぎ頭の排水処理システムではメンテナンスを含む一貫体制が強み
家庭用合併処理浄化槽が環境機器関連事業の売上構成比で約1割であるのに対し、マンション、地域集落、食品加工工場、病院、電機、メッキ加工工場の排水処理を行う排水処理システムは6割を占める。…