[注目トピックス 日本株]注目銘柄ダイジェスト（前場）：ラオックスが急落、荏原製は格上げ好感で急反発

　

　*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト（前場）：ラオックスが急落、荏原製は格上げ好感で急反発
　
　ラオックス<8202>：255円（前日比-59円）
　急落。前日に公募増資の実施を発表、株式価値の希薄化がネガティブ視されている。1億株の公募増資、並びに、オーバーアロットメントによる売出1500万株、そして、親会社の中国企業に対して3500万株の新株予約権を割り当てる。最大で発行済み株式数は27％超増加する見込みとなっている。インバウンド需要の拡大で業績が改善する中、新規出店や増床費用などに充てるもよう。
　
　荏原製<6361>：520円（同+25円）
　急反発。メリルリンチ（ML）では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も650円から685円に引き上げている。原油安を嫌気して株価は下落したものの、石油・ガス分野向けは売上高の3割弱にとどまっており、かつ、メンテナンス分野が収益の過半を占めるため、影響は限定的と捉えているようだ。
　
　メディア<3815>：2339円（同+400円）
　ストップ高。子会社のブルークエストが2月24日より事前予約を開始しているAndroid・iOS向けスロットカードバトルゲーム「怪人ランブルＺ ～近未来征服プロジェクト～」について、事前予約者数が6日間で1万人を突破（3月9日時点では 18000人）したと発表しており、材料視した買いが向かっている。なお、「恋愛診断・あなたの運命の人は○○さん」「彼キス！～羽風 輝 ver～」などのアプリ配信開始も併せて発表している。
　
　Ｂガレジ<3180>：6350円（同+280円）
　4日続伸で上場来高値更新。第3四半期（14年5月-15年1月）決算と同時に、1株につき5株の割合で株式分割を実施すると発表している。第3四半期累計の営業利益は前年同期比2.1倍の2.55億円で着地。また、15年4月期通期については営業利益3.49億円とする従来予想を据え置いている。なお、株式分割の基準日は4月30日。
　
　竹内製作<6432>：5150円（同+485円）
　続伸。16日付で東証1部へ市場変更するほか、上場市場変更の記念配当を実施すると発表している。前期15年2月期の期末配当は従来予想どおりの普通配当22円に記念配当5円を加えた27円となる。好感した買いが先行しており、取引時間中としては1月5日以来となる5000円台回復に。
　
　マクドナルド<2702>：2628円（同-22円）
　続落。2月既存店売上高は前年同月比28.7％減（1月は同38.6％減）になったと発表している。客数・客単価ともに1月より減少率は改善しつつあるものの、異物混入問題の影響で厳しい状況が続いているとの見方が多い。なお、全店売上高は同28.9％減（1月は同38.6％減）となった。
　
　
　《KO》