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[注目トピックス 日本株]USS Research Memo(7):オートオークション事業は、増収効果に加えて販管費が減少
*16:52JST USS Research Memo(7):オートオークション事業は、増収効果に加えて販管費が減少
■決算概要
(3)事業セグメント別動向
○オートオークション事業
ユー・エス・エス<4732>の2015年3月期の第3四半期累計の売上高は前年同期比1.9%増の37,102百万円、営業利益は同3.2%増の23,104百万円となった。オートオークション出品台数が同2.6%増の1,709千台、成約台数が同0.1%増の1,109千台となった。計画対比では新車販売減少の影響を受けて、出品台数が若干下回ったものの、成約台数は堅調に推移した。会場別の出品台数を見ると、主力拠点である東京会場が前年同期比3.6%増、名古屋会場が同6.0%増となるなど大都市部での出品台数が堅調に推移したのが特徴となっている。営業利益は増収効果に加えて、販促費や租税公課など販管費が減少したことが増益要因となった。
手数料単価の動向を見ると、1台当たり出品手数料は5,493円と前年同期比で若干上昇した。手数料単価の低い大口会員の出品割合が増加したものの、一部の会場で手数料割引イベントを抑制したことがプラス要因となった。また、成約手数料も7,883円と若干上昇している。一部の会場で大口会員の割戻制度や手数料の見直しを実施したことが要因だ。一方、落札手数料に関しては11,104円と唯一下落している。これは手数料の高い外部落札の比率が前年同期の50.2%から48.6%に低下した影響による。円安を追い風に取扱台数を拡大している輸出業者が、コスト削減のため直接会場に来場して落札するケースが増えたことが、外部落札率低下の主因となっている。ただし、今後の外部落札比率は現在の水準を維持するものとみられている。
この結果、手数料売上高は、出品手数料が前年同期比3.6%増、成約手数料が同0.6%増、落札手数料が同0.7%減となった。
中古車オークション市場における同社の競争力は、引き続き強さをキープしている。これは同社グループのオークション会場と他会場での成約率の差、また、1台当たり成約車両金額の差からみてとれる。同社が進める「オークション会場としての質を維持しながら、出品台数シェアの拡大を図る」戦略は順調に進んでいると言えよう。
○中古自動車等買取販売事業
2015年3月期第3四半期累計の売上高は前年同期比14.8%減の7,192百万円、営業利益は同44.0%減の307百万円と減収減益となった。…