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[注目トピックス 日本株]USS Research Memo(8):業績進捗は例年並みだが計画から上振れの可能性も
*16:54JST USS Research Memo(8):業績進捗は例年並みだが計画から上振れの可能性も
■2015年3月期業績見通し
(1)業績概要
ユー・エス・エス<4732>の2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.7%減の67,500百万円、営業利益が同1.0%増の33,000百万円、経常利益が同0.7%増の33,500百万円、当期純利益が同6.7%増の21,300百万円と前回予想を据え置いた。
第3四半期までの通期業績に対する平均進捗率は、直近5期間の平均で売上高が72.9%、営業利益が71.6%となっているのに対して、2015年3月期は売上高が72.6%、営業利益が72.9%となっており、ほぼ例年並みのペースで推移していることがわかる。
セグメント別の売上見通しは、オークション事業が前期比0.9%増の49,919百万円と微増収となる見通し。オークション出品台数は前期比4.5%増の2,408千台、成約台数は同1.4%減の1,519千台を見込んでいる。手数料単価に関しては、出品手数料が販促施策の抑制等により、前期比で若干の上昇を見込んでいる以外は、前期並みの水準を想定している。
足元の月次状況を見ると、1月は出品台数が前年同月比0.1%減、成約台数が同0.8%減となり、出品台数は引き続き計画を下回るペースとなっている。同社では2月、3月にキャンペーンなどの施策を実施し、出品台数のテコ入れを図っていくとしている。一方で、成約台数や手数料単価については計画を上回って推移しており、出品台数の未達分をカバーして、全体では計画を達成できる見通しだ。
中古自動車等買取販売事業の売上高は前期比9.4%減の10,533百万円を見込む。ただ、新車販売の回復時期がズレ込むなかで買取台数の低迷が続いており、売上高は計画をやや下振れする可能性があるとみられる。
その他事業の売上高は、前期比2.9%増の7,047百万円を見込んでいる。このうち、廃自動車等のリサイクル事業に関しては、鉄スクラップ市況の軟化により低迷が続きそうだが、中古自動車の輸出手続代行サービスの好調が持続するほか、廃ゴムのリサイクル事業も第4四半期は公共施設向けの需要増により回復が見込まれ、全体では計画を上振れする見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《FA》