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1週間早分かり東京株式実況中継 (78) 4月20日(月)~24日(金)–週末の日経平均、2万円を維持して取引終了
東証アローズからの株式実況中継番組『東京マーケットワイド』(東京MX・三重テレビ・ストックボイス)キャスターの鈴木ともみ氏が、月曜~金曜(休日は除く)の東京株式市場を振り返って解説します。
経済キャスターの鈴木ともみです。東京株式市場の今週一週間の相場動向についてお伝えします。日経平均株価の今週末(終値)は前週末比+367円16銭となりました。
今週の高値は4月23日(木)の2万252円12銭、一方、安値は20日(月)の1万9474円23銭。高安の値幅は777円89銭でした。週末の日経平均株価は2万円を維持して取引を終了しています。
では、具体的にこの一週間を振り返ってみましょう。
4月20日(月)の東京株式市場は続落しました。ギリシャの債務問題が再浮上していることから、前週末の欧米市場は大幅に下落しました。その流れを引き継いだ東京市場も朝方から売り先行で始まりました。その後、前場中ごろに売りが一巡するなか、空売り規制の緩和による需給悪化懸念が出ていた中国市場が上昇に転じると、東京市場も買いが優勢となりました。後場に入ると買いが広がり、日経平均株価は+72円となる場面があったものの、終盤に上海市場が下落に転じたのにつれてマイナスに沈み、結局-18円で大引けを迎えています。TOPIX業種別株価指数は、空運、医薬品、海運、食料品、電機の5業種が上昇。一方、不動産、金属、証券、その他金融、ガラス・土石、卸売、水産など27業種が下落。銀行は変わらず。
日経平均株価、TOPIXともに続落となっています。
21日(火)の東京株式市場は反発しました。前日の米国市場が大幅高となった流れを引き継ぎ、東京市場も朝方から買いが先行しました。為替がやや円安に振れたことや中国人民銀行による金融緩和を好感し、日経平均株価は徐々に上げ幅を広げました。後場に入ってからも大型株を中心に堅調な展開が続き、終盤には一段高となり、結局、日経平均株価は高値引けとなっています。TOPIXは2007年11月以来、7年5ヵ月ぶりに1600ポイント台を回復しています。TOPIX業種別株価指数は、その他金融、保険、ゴム、電気・ガス、陸運、銀行、化学、サービスなど32業種が上昇。一方、海運の1業種のみが下落。
日経平均株価、TOPIXともに3日ぶりの反発となっています。
22日(水)の東京株式市場は続伸しました。前日の海外市場がまちまちの展開となるなか、シカゴCME日経平均先物が2万5円で戻ってきた流れから、東京市場も買いが広がり、日経平均株価は序盤に2万円を回復しました。…