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【ギリシャ】徴税強化に「素人探偵」大量採用?ギリシャ政府文書(写真)(AFPBB) [3/8]
2015年03月08日 10:21 発信地:アテネ/ギリシャ
http://www.afpbb.com/articles/-/3041830
(記事)
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/a/4/500×400/img_a471bc00825565102c423911c3a6b0bc180374.jpg
(写真)ギリシャ・アテネで記者会見したヤニス・バルファキス財務相(2015年3月4日撮影、資料写真)。
(c)AFP/LOUISA GOULIAMAKI
【3月8日 AFP】巨額の財政赤字を穴埋めするため、ギリシャ政府が徴税強化を目的に大量の
「素人探偵」を採用する計画であることが6日、リーク情報によって明らかになった。観光客も
採用の対象にするという。
リークされた文書はギリシャ政府が9日にベルギー・ブリュッセル(Brussels)で開催される
ユーロ圏財務相会合(ユーログループ、Eurogroup)に提出する主要な改革案7項目のリストとされ、
これらの「臨時雇いの通りがかりの人たち」に隠しカメラと録音装置を持たせれば、脱税している
事業者の摘発につなげることができると記載されている。
また、不正行為の撲滅に向けて政府が新たに採用するこれらの人たちについては、2か月以内の
「非常に短期間の臨時雇い」とし、決して再雇用しないとの厳格な基準を設けるという。
「学生や家事労働者、さらには観光客も採用し、最小限の訓練を受けてもらう。これらの人たちが
街中にいることだけでも、十分な脱税抑制策になり得る」との考えも示されていた。
さらに、英経済紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times、FT)が報じたこのリークされた文書には、
「課税逃れの文化はギリシャ社会に深く根付いている」、「税務当局は人員が不足していることに加え、
真の問題は帳簿以外のところにあるにもかかわらず、帳簿の点検にばかり意識が向いている」
などと書かれている。
文書はギリシャのヤニス・バルファキス(Yanis Varoufakis)財務相がユーログループの
イェルン・デイセルブルム(Jeroen Dijsselbloem)議長(オランダ財務相)に送付した書簡の
コピーとみられており、AFPもギリシャ国内で直接、これを入手している。(c)AFP