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【娯楽】渋すぎるボードゲーム「枯山水」、ヒット 開発者も驚く [2015/03/04]
http://www.asahi.com/articles/ASH3365D7H33UTIL04J.html
渋すぎるパッケージ。
庭づくりで「わびさび」を競うコンセプト――。
スマホゲーム全盛のいま、ヒットを飛ばすボードゲームがある。
その名も「枯山水」。どんなものなのか。
「面白さには自信があったが、まさかここまで受けるとは」。
発売元のボードゲーム輸入卸会社「ニューゲームズオーダー」(東京都立川市)の開発責任者、
吉田恒平さん(35)がうれしい悲鳴を上げる。
昨年11月に発売。価格は8100円とやや高めながら、2月末までに860セットを売り上げた。
石の色塗りなどは手作業のため月産150セットがやっと。
「2月は社員休みなしだった」(吉田さん)が、生産が追いつかない状態だ。
ゲームは2~4人で対戦する。
各自が庭師となり、庭園ボード(縦21センチ、横約30センチ)に砂紋やコケが描かれたタイルを並べたり、
石膏(せっこう)製の庭石を置いたりして庭をつくる。
「座禅」で稼いだ「徳」ポイントなどに応じて好きなアイテムを選べる。
持ち時間は60~90分。
出来た庭はデザインの規則性などで採点し、最高得点の人が、最もわびさびを表現できたとして勝利する。
枯山水とは、水を用いずに石や砂などで風景を表現する作庭の一様式。
「日本独特の美学、やや高尚と思われているものがゲームになったギャップがあるのかも」。
枯山水の作者、ゲームデザイナー山田空太さん(34)=兵庫県宝塚市=が話す
画像:ボードゲーム「枯山水」のパッケージ
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20150303004336_comm.jpg
関連記事:庭園を造って侘び寂びを競う異色ボードゲーム「枯山水」が渋すぎる
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/18/news135.html