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「偽善」より「偽悪」。ビジネスにおいて非情でいることの価値とは?
『非情が一流の男をつくる』(川北義則著、あさ出版)は、「男のあり方」に焦点を当てた数々のベストセラーを生み出してきた著者の新作。今回は、タイトルにあるとおり「非情」をテーマにしています。
非情といっても、自分勝手のような冷たさをすすめているわけではない。世間に甘えない気構えでいること、いかなるときも凛とした冷静さを保ち、つねに自分を見つめて自省してほしいということだ。(「はじめに」より)
そして、「ビジネスの世界では、とくに非情さがなければ勝ち抜いていけない」と著者は断言しています。上司に叱られたくらいで会社を辞めてしまうなど言語道断。非情でなければ上を目指すことはできず、甘ったれていたのでは落伍者になってしまうというわけです。
決断についての考え方を記した第4章「決断に情けはいらない」に目を向けてみましょう。
非情でないと勝負には勝てない
世のなかは非情が常。「非情な人になんかなりたくない」と考える人がいても当然ではありますが、そういう人でも競争社会に入ったら、当然のことながら駆け引きもするし、相手の弱みにもつけ込む。必死になって勝負に勝とうとするのは、むしろ当然のことです。
どんなに他愛のないゲームでも、それに参加すると、人はなぜか勝とうとする。それが人間の性(さが)なのだ。(128ページより)
勝負事でも同じで、ましてや人生の勝負は本番中の本番。社会人になるということは、いきなり決勝戦に参加しているようなものなのだと著者は主張しています。
相手に思いやりなどを見せていては、勝負に勝てない。勝ちたければ、相手を完全に叩く。勝負とは、そういうものだ。人生の勝負は、否応なく舞台に引っ張り出されたようなものだが、強く生きるとはそういうことなのだ。(129ページより)
この項を著者は、「勝負に思いやりは必要ない」と結んでいます。(126ページより)
非情な人ほど礼儀をわきまえている
「礼儀ひとつですべてが決まる。これほど怖いことはない」と著者。世の中は礼儀をわきまえているだけで、あとはどんな中身の人間だったとしても、一人前に渡っていけるということだそうです。
腹の底でなにを考え、裏でどんなに悪いことをしていても、礼儀さえ守っていれば、世間ではよい人、立派な人で通ってしまう。善良だと思っていた人、頼りがいがあると期待していた人が、いざというときに手のひら返しで冷たい態度をとるのは、その人の本性が現れたにすぎないのだと、著者は記しています。…