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アットマークテクノなど、インテリジェントカメラM2Mソリューションを発表
アットマークテクノ、アドバリーシステム、梅沢無線電機は2月19日、有線LAN、無線LAN、3G通信(計画中)などに対応し、目的に応じて選択できるM2Mソリューション「ATB-M2M」シリーズを発表した。
同製品は、アットマークテクノ製のインテリジェントカメラ向け組み込みプラットフォーム「Armadillo-810」専用のオプションボードシリーズ。インテリジェントカメラとは、撮影するだけでなく、撮影した画像をリアルタイムで解析し意味ある数値を抽出するなどの考える処理までをカメラ端末側で自動的に制御するもので、例えば撮影画像から人の顔を抽出して人数をカウントする機能などが実用化されている。
「Armadillo-810」は、ARM Cortex-A9プロセッサを搭載したCPUボードとCMOSカメラモジュールを合体させたインテリジェントカメラを実現するプラットフォームで、今回、専用オプションとして「ATB-M2M」シリーズがラインアップすることで、「撮る」→「考える」→「伝える」までの流れを1台の装置でシームレスに処理できる、M2Mインテリジェントカメラプラットフォームに進化したという。
「ATB-M2M」の動作温度範囲は-20℃~+70℃で、試作から量産まで利用できる。「Armadillo-810」専用のため、産業用途向けでありながら、煩雑な追加開発なしに購入後すぐに接続を試せるのが特徴となっている。
「ATB-M2M」シリーズのプロセスフロー
また「ATB-M2M」はアドバリーシステムが開発を行い、梅沢無線電機が製造・販売を行う。シリーズの第一弾として、3月に有線LAN対応ボード「ATB-A810LAN」を発売する。同製品はLANコネクタ、SDスロットを搭載。「Armadillo-810」で解析・抽出したデータをSDカードに一旦保管し、一定時間毎にまとめて通信を行うといった設計が可能で、機器の省電力化にも寄与する。
さらに5月には無線LAN対応ボード「ATB-A810WLAN」を発売の予定。今後は、3G通信などモバイル向けの通信モジュール対応ボードの発売も計画中という。
なお、これらラインアップが完成すると、構内での利用には有線LAN、高所など配線が困難な場所に設置するならIEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、積雪の監視装置など屋外向けには3G通信モジュールといった、設置場所の環境に適した接続手段を選択することができるようになり、より効率的に組み込み機器を製品化することが可能となると3社はコメントしている。
3月発売予定の有線LAN対応ボード「ATB-A810LAN」
5月発売予定の無線LAN対応ボード「ATB-A810WLAN」