エルピーダ、2GビットDDR2 Mobile RAMを開発

　

　エルピーダメモリは、2GビットLPDDR2のラインナップとしてDDR2 Mobile RAM「ECB240ABBCN」(ベアチップの型番)を開発したことを発表した。

　40nmプロセスを採用した2GビットDDR2 Mobile RAM

　同メモリは、スマートフォンやタブレットPCをターゲットとした製品で、現在、同社広島工場で能力を増強している40nmプロセスラインの主力製品となる予定のもの。1.2V電圧駆動を実現しながら、1,066Mbpsのデータ転送速度を実現しており、システムを64ビット構成にすることで、8.5GBpsを実現することが可能だ。

　動作電流は、従来の50nmプロセス品比で約30%低減しており、バッテリの長寿命化が可能。MCP向けベアチップでの提供のほか、PoPやFBGAパッケージでの出荷にも対応を予定しており、FBGAパッケージでは積層技術を活用することで2Gビットから8Gビットまでのラインナップを用意するという。

　なお、サンプル出荷は2010年8月からを、量産は同9月からをそれぞれ予定している。