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バンタン、JAXA非公認のアイドルキャラクタープロデュース企画を始動
バンタンは12月3日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の協力のもと、デザインやエンターテインメントの側面から”宇宙開発”の価値に対する認知拡大を目指すプロジェクト「VANTAN POP ICON PROJECT」を実施すると発表した。
現在、小惑星探査機「はやぶさ2」や、宇宙ステーション補給機「こうのとり5号」、X線天文衛星「ASTRO-H」、水星探査機「BepiColombo」など、JAXAによる”宇宙開発”が活況となっており、メディアでもしばしば取り上げられ話題となっている。日本における宇宙開発事業は、国家的にも重要な技術・産業開発項目の1つであり、将来の人類の手軽な宇宙旅行の実現や、人工衛星によるカーナビやGPSの普及といった身近な生活への技術の波及効果にも期待が寄せられている。
その一方、”宇宙開発”に興味や憧れを持ち、積極的に理解や支持を示している人の多くは30代以上の男性であり、その興味層の偏りは、今後のJAXAの発展に対する課題の1つとして考えられ、今後の海外に向けたPR活動も重要となるとバンタンでは考え、”宇宙開発”の価値に対する認知拡大に貢献するための1つの方法として、デザインやエンターテインメントの側面からJAXAの活動を国内外のより多くの人達に興味や関心を持ってもらえるようなオリジナルの企画を立案し、実施することでJAXAを支援することを決定したという。
今回の「VANTAN POP ICON PROJECT」は、現代の若者であるバンタンの学生たちが、”デザインのチカラ”を通じてプロデュースする”何か”は、今後の”宇宙開発”やJAXAの発展に貢献できることを目指して実施されるもの。具体的には、JAXA非公認のアイドルキャラクターを企画立案し、実際のプロモーションや活動を通じて、国内外のより多くの人達に”宇宙開発”に対する興味や関心を持ってもらい、JAXAの活動やそれがもたらす価値、未来の展望などを知るためのアクションを促すことを目指すとしており、その実現に向け、バンタングループに在学する学生たちを対象に、学びの分野の枠を越えたプロジェクトチームを編成し、アイドルキャラクターをプロデュースするための企画を立案し、ビジュアル化しプレゼンテーションを行っていく予定としている。
すでに11月28日にバンタンデザイン研究所でオリエンテーションが実施されており、各校に在籍する300名以上の学生たちが、JAXA広報担当者による宇宙の理解を深める講義の受講や、今回のプロジェクトのコンセプトやターゲットなどについて説明を受けており、今後、それらの学生チームが、12月18日に実施予定の学内審査会に向け、企画の立案を進めていくこととなる。
なお、最終審査は2015年1月23日に行われる予定で、JAXAによる特別審査も実施されるとしている。
「VANTAN POP ICON PROJECT」のイメージ画像