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リコー、インドでのオープンイノベーションの推進に向けインド工科大と連携
リコーは1月22日、インド工科大学ガンジナガール校が進めているデザインとイノベーションの研究センター(Design and Innovation Centre:DIC)の設置計画に対し、産業界からのパートナーとして2013年度から3年間にわたり資金面での支援を行うことを発表した。また、DICにおける研究プロジェクトの一部を同社が提案し、共同研究を行っていくことも併せて発表した。
インド工科大学は、インド国内に16ある国立高等教育・研究機関の総称で、ガンジナガール校は2008年に開校した比較的新しい大学で、インド西部グジャラート州の州都に位置している。また、リコーは、新興国市場に最適な製品・サービスやビジネスのことは新興国に身をおいて考え、形にしていくという考え方の下に、2012年2月にインド・バンガロールにIT研究所「Ricoh Innovations Private Limited (RIPL)」を設立し、同社が長年培ってきたITコア技術を、インドのニーズに適用し、現地発のITソリューションを創造する活動を進めており、ガンジナガール校とも、RIPL設立準備段階より教育分野におけるIT技術の応用研究や実証実験で連携を深めてきた。
今回の寄附講座開設はこうした考え方をさらに推し進めるもので、これまでの実績に基づき、DICの新研究センター開設に当たり合意したものとなる。このDICは教育と研究両面の機能を持ち、専任・兼任の教官、専任の技術スタッフ、そして学生がそれぞれ自由な立場で研究活動が行われるものとなる。その中で、同社からいくつかのプロジェクトが提案(例:インドにおけるIT活用とワークフローの研究、ユーザインタフェースの研究、インドや類似新興国におけるデザインの嗜好性の研究、リコー製品群の新興国における新たな活用の研究など)され、共同研究を進めて行くことが予定されている。
なお、DICのアドバイザリー委員会は各方面の有識者で構成され、リコーからも研究部門、事業部門の責任者3名が参加し、研究の進捗のレビューや方向性について意見を述べていくことになるという。
左がリコー常務執行役員・研究開発本部長の野中照元氏。右がインド工科大学ガンジナガール校ディレクターのSudhir K. Jain教授