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中国の華為技術、米携帯端末市場に本格参戦へ
[サンフランシスコ/北京 3日 ロイター] – 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL] は米国で今年、若者向けの「Honor」ブランドを含む複数のスマートフォン(スマホ)とウエアラブル(身体装着可能な)端末を発売する計画だ。関係者らが明らかにした。
同社は、華為製の機器は中国政府によるスパイ行為の道具になりかねず、米国の国家安全保障を脅かしているとする2012年米議会報告書を受けて、13年に他の市場に注力する方針を示していた。
ただ、現在は米国での顧客獲得を目指しており、米国事業の広報担当者、ビル・プラマー氏によると、従来型の広告の他に、インターネット上の宣伝活動やスポーツチームとのスポンサー契約も計画している。
このような戦略は、多数の中国企業に付きまとう、安価なハイテク製品のメーカーというイメージを払しょくする狙いがある。
12月にはニューヨークのタイムズスクエアの大型広告看板を使って新型スマホの「Honor 6 Plus」を広告した。
華為は、前週末にスペインの携帯見本市「MWC」で米国を含む20カ国で発売が予定される腕時計型携帯情報端末(スマートウオッチ)を発表。
米国では低位と高位機種の両方の新型スマホモデルを導入する予定で、携帯通信事業者と提携し、アマゾン・ドット・コムなどの通販サイトで販売することを目指している。
米市場は米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)と韓国サムスン電子(005930.KS: 株価, 企業情報, レポート)が独占しており、携帯通信事業者大手4社の中で現在、華為製の端末をウェブサイトで販売しているところはない。4社は華為と協議したかどうかについてコメントを避けた。
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