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京セラ、スマホなどの携帯通信端末に用いる新型温度補償型水晶発振器を開発
温度補償型水晶発振器(TCXO)「KT1612」
京セラクリスタルデバイスは9月10日、スマートフォンなどの携帯通信端末に搭載される電子部品において、1.6mm×1.2mm×0.7mm maxのパッケージサイズながら-7dBcの低位相ノイズ特性を実現した温度補償型水晶発振器(TCXO)「KT1612」の開発に成功したと発表した。同製品について、9月よりサンプル対応を開始、販売については京セラが手がける。
同製品は、同社従来品に比べてパッケージ面積が40%減となる1.6mm×1.2mへ小型化することに成功。これは京セラクリスタルデバイスが長年培ってきた水晶素子の小型化技術を活用することで実現できたとする。
また、独自の回路設計により、位相ノイズ特性(発振周波数のふらつき)を同社従来品比で-7dBc(26MHz@1kHz offset)へと低減することに成功。これにより機器設計のノイズ対策の容易化に貢献することが可能になると同社では説明している。
さらに、オプション機能として出力をON/OFFする機能イネーブル/ディセーブル機能を搭載し、ディセーブルとしたときの消費電流は1μA以下と低く、バッテリーの長寿命化・環境負荷の低減に貢献することが可能だ。なお、環境性能は、鉛フリー、RoHS指令、欧州REACH規則に準拠したものなっている。
「KT1612」の低位相ノイズ生
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