川内原発１号機の安全対策設備を公開

　

　九州電力は２６日、川内（せんだい）原子力発電所１号機（鹿児島県）の建屋内に追加した非常用注水ポンプなどの安全対策設備を報道陣に初めて公開した。

　　原子力規制委員会は３０日から発電所に入り、これら設備の使用前検査を始める。

　　九電は今回、設備の設置工事がほぼ終わり、規制委の検査を受け入れる態勢が整ったことから公開した。

　　この日は、福島第一原発事故のような水素爆発を防ぐため建屋内に設置された水素低減装置や、非常時に使用済み燃料プールへ給水する配管などが公開された。

　　九電は検査に必要な日数を踏まえ、１号機の再稼働時期を７月と計画している。九電川内原子力総合事務所の古城悟所長は「検査がスムーズに行われるよう万全の態勢をとりたい」と述べた。