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海底に沈んだ戦艦「武蔵」から発見された謎の文書を有志が解読

 海底に沈んだ戦艦「武蔵」から発見された謎の文書を有志が解読

 第二次世界大戦中に沈没した戦艦「武蔵」を発見したMicrosoft共同創業者ポール・アレン氏が3月7日、新たな映像を公開するとともに、日本語が書かれた謎の文書を自身のTwitterアカウントで公開した。現在、有志による解読が進められている。
 
  アレン氏は水深1キロに沈んだ武蔵を、同氏所有の大型ヨット「Octopus」号で見つけ船首や碇、「開」と漢字で書かれたバルブなどの映像を公開していた。文章には「滑車筐下方ニ連結セル」や「手入後ハ必ズ射出状態ニ復スベシ」など不鮮明ながら漢字とカタカナが見てとれる。
 
  解読を呼びかけたところ、どうやら「呉式二号五型」と呼ばれる射出機のメンテナンス手順を記した文書ではないかとのこと。長年海底にあったために汚れや破損もあるものの、武蔵の甲板後方にあった水上偵察機を発進させるためのカタパルトの説明文書らしい。
 
  先日公開された動画にもカタパルトの一部が映し出されていたため、この文章も付近で発見されたものかもしれない。
 
  戦艦「武蔵」は大和型2番艦として長崎三菱造船所で生まれ、1942年8月に就役。1944年にフィリピンのシブヤン海で沈んだ。アレン氏は乗組員を悼み、発見した武蔵については日本政府と協力し、日本の伝統にのっとった方法で敬意を持って扱いたいとしている。

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