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[鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線]Vol.55 第13回VESアワード受賞式 スペシャル・レポート
取材:鍋 潤太郎、画像提供:Visual Effects Society
はじめにホテルのエントランスに続々と到着するリムジン
2月4日(水)夜、今年も第13回VESアワード授賞式が華々しく開催された。会場となったビバリー・ヒルトン・ホテルは、かの有名なゴールデングローブ賞授賞式の会場としてもお馴染みの場所でもあり、ビバリーヒルズの中心に鎮座している。筆者がホテルに到着すると、エントランスにはレッドカーペットが敷かれ、報道陣がフラッシュをたき、タキシードやドレスに身を包んだVFX業界関係者がリムジンで乗り付け、ハリウッドの受賞式らしい華やかな雰囲気に包まれていた。今回はそのスペシャル・レポートを現地からの速報でお届けしよう。
これだけ大勢の人材がハリウッドのVFX業界を支えている
当夜集まったゲストの数は1,000人以上。これだけ大勢の人材が、共にハリウッドのVFX業界を支えているのだという事を実感した瞬間であった。
VESとは何か
まずVESについてお馴染みでない諸兄の為に、VESとは何ぞや?を簡単にご説明させて頂こう。VESは「Visual Effects Society(米視覚効果協会)」の略で、米監督協会、脚本家協会、俳優協会等と並ぶ、ハリウッドの数ある映画ギルドの1つだ。ハリウッドを中心とする映画&テレビ等の映像業界におけるVFX業界に従事するプロフェッショナル達で構成される、「VFXのプロの、プロによる、プロの為の協会」である。
授賞式の前にはディナーが提供される
VESの設立は97年で、米国および33ケ国に約3,000人という会員数を誇る。会員は年々増え続けており、文字通り世界最大規模のエフェクト業界のギルドである。会員になるには、最低5年間の現場経験を有する事が条件とされている。現役会員2名の推薦が必要とされ、最終的には年2回だけ行われる理事会の承認が必要となる。ちなみに、このVESは、日本では稀に「ベス」と誤読される事があるようだが、アルファベット3文字を「ヴィ・イー・エス」と呼ぶのが正式な呼び名である。
VESアワードとはVESアワード受賞式の模様
VESアワードは「VFX界のアカデミー賞」とも呼ばれ、世界中から応募されたVFX作品の中から、映画、放送(ドラマ、コマーシャル)、アニメーション、ゲームなど、全23カテゴリに及ぶ最優秀作品がVES会員の投票によって選ばれる。…