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TI、 DLPの最新評価モジュール「DLP LightCrafter 4500」を発表
Texas Instruments(TI) DLPプロダクツは、幅広い業種のデベロッパ向けにDLPの最新評価モジュール「DLP LightCrafter 4500」の提供を開始したことを発表した。
同評価モジュールは、インテリジェントな機能を備えており、ディスプレイ用DLP技術と光の持つ力を融合させ、多様な製品とソリューションの開発に必要なすべてのツールを提供するため、マシンビジョンや品質管理シナリオ、歯科/網膜検査などの医療用画像処理機器 、分光計 、AR(拡張現実)機器などの携帯/据置型3D計測ツールの設計を容易にする各種機能を備えている。また、0.45型WXGA対応の「DLP4500」チップセット(現在、2種類をスタンドアロン製品として供給中)をコアに、高輝度150lmのLEDライトエンジンも集積しており、アイデアをもとに試作品を設計し、さらに試作品をもとに実際の製品を開発する製品設計プロセスの迅速化を可能にする。
「DLP LightCrafter 4500」は「DLP4500」チップセットに加え、チップセットの103万個超のマイクロミラーの活用を可能にするデジタルコントローラ「DLPC350」を内蔵している。また、ストラクチャードライトモードでは、入力データの個々のマイクロミラーへの1:1でのマッピングと、最大4225Hz/秒のパターンレート(24、27、30ビットのRGBパターンで最大120Hz)を実現する。さらに、色彩調整、色彩空間変換、ディガンマ機能のプログラミングできるビデオプロジェクションモードを備える。
「DLPC350」は複数のカメラ、センサなどの周辺機器の同期化のために、2つの入力/出力トリガ信号を生成できる他、動いている対象物とのインタラクティブディスプレイ機能も有する。加えて、mini HDMI、USB、I2C、24ビットRGB FPDリンクなどの各種ポートとの接続に完全対応していることから、DLP LightCrafter 4500と他のデバイスとの組み合わせが簡単になり、利便性の向上と製品の高集積化が実現する。DLP LightCrafter 4500をPCと接続して使用する場合には、LinuxベースGUI機能により、迅速なアクセスと設定調整が可能となっている。
なお、DLP LightCrafter 4500は2013年夏に1299ドルで発売される予定。スタンドアロンのDLP4500チップセットは、200lm版および500lm版の2種類をすでに提供されている。